『のだめカンタービレ』21~22巻

 ようやく読んだ、21巻と22巻。二ノ宮知子はうまい漫画家だと
思う。ラブストーリーと音楽をうまく絡ませる。違和感なく、読者を
熱中させる。とりあげられる音楽の幅も広く、思わず実際に聞いて
みたくなるから不思議だ。ちょうどベートーベンの31番を聞いてい
たところだったから、いいタイミングだったが、ラヴェルのピアノコン
チェルトも改めてきいた。昔はそんなに印象深くない曲だったはず
だが、だが、Ruiの演奏を想像すると、わくわくしてくる。なんと私は
単純なのか。音楽を純粋に聞いて、好きになる曲もあるが、「のだめ」
のおかげで聞きたくなる曲も多い。
 今回は、のだめがシュトレーゼマンと初共演して抜け殻になって
しまうところが興味深かった。一方で、千秋はのだめに拒絶されて心
ここにあらずの状態になる。

 同時に読んでいる『ピアノの森』もちょうど、ショパンコンクールの
一次予選のところで手に汗握って読んだ。同じピアノマンガでも趣
は異なる。しかしコンクールのリアルな雰囲気が伝わってきて、これも
また面白い。「ポーランドのショパン」という審査員の言葉が何度か出て
くるが、『のぶカンタービレ』のショパンコンクールのシーンと重なり、
なるほどと思った。
 こちらも読んでいるうちにショパンを改めて聴きたくなる。ちょっと食傷
気味だったショパンもまた新鮮に聞くことができる。
 仕事のあいまの至福の時だった。
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by nokogirisou | 2009-09-06 06:45 | 本と図書館
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