YAアダルト文学講座 清水眞砂子さんの講演をきいて

 清水さんの講演を聴くのは3回目だ。いつもとても示唆に満ちて
いて、多大な刺激をうけて帰ってくる。今回は『青春の終わった日』
を読んだせいもあって、いつもにまして楽しみにして聞いた。

 清水さんはまず「役にたつかどうか」という発想は貧困だということ
から話し始めた。私たち自身世の中の役にたたなくてはとう強迫観念
においたてられている。役にたたなくても存在していていいはずだ。
本についても同じ。
「本を読むとためになる」とか「本をよむと役にたつ」
という考え方が出てくることは危険だという。
戦争の時代は「お国のため」であることを求められた。私たちは歴史
の迷子になってはいないか…。
子どもたちに◎◎のため本を読めと強要していないか…。 

・最近はあまりに「ごめんね」「いいよ」が横行しすぎている。

・がまんしすぎは不健康である。自分ががまんするとかならず他人に
 がまんすることを要求するようになる。

・また自分の内面を告白すること、告白させることが美徳のように
 考えられすぎている。心の専門家はいらないのではないか。

 大人が若い人たちに伝えなければならないこと

・たくさんの愛するものと同時に嫌悪すべきものも伝えなければなら
 ない。
・もっと伝記を通して、人間の気高さをつたえなくてはならないのでは
 どんな人間も気高さと卑しさをあわせもっているのだから。
・まじめに議論する場
・おかしいと思ったことをおかしいと言えること
・異議をとなえられる環境。
・自分のしたいことをするのはワガママではない。
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by nokogirisou | 2009-09-13 14:00 | 本と図書館
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