いきものがかり「YELL」

 ずっと耳から離れない。ずっと繰り返し、聞いて、ずっと自分の
中でくりかえしている。私はこの歌が好きだ。
 中学校の卒業式を思い出す。中学生の頃ってどうしてあんなに
敏感で、不安定で、夢が多かったのだろう?
 
 「サヨナラは悲しいことばじゃない それぞれの夢へと 僕らを繋ぐYELL」
というメッセージは決して新鮮ではないけれど、みんなみんなずっと
思っていた、伝えつづけてきたメッセージだろう。

 私が好きなのは
 「゛ほんとうの自分゛をだれかの台詞(ことば)で繕うことに逃げて迷って
 ありのままの弱さと 向き合う強さをつかみ 僕ら 初めて 明日へと 駆ける」
 というところか。

 「自分さがし」なんて子どもっぽい、愚かしいという思うのは、私たちが年を
とった証拠でもある。
たしかにどこを探したって「ほんとう」の自分はない。いまある現実の自分しか
ないのだ。
けれども思春期には、「今の自分はほんとうの自分でない」ような、もどかしさと、
居心地の悪さを感じるものなのだ。だからもがくし、泣きたくなるし、かなしくなる。

 いきものがかりのこの歌は、そういう中学生の思いをよく歌っていると私は思う。
またこのメロディがたまらなくぐっとくるのだ。つぼにはまる。
 これがNHK音楽コンクール課題曲というのもちょっとなんだが、合唱バージョン
も聞いてみたいのが本音だ。
 
 青春か…遠い目になる。
 
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by nokogirisou | 2009-10-13 14:47 | 音楽
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