『食堂かたつむり』小川糸著

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 ちょうど読みおわったら、なんとこの本はもう文庫になっていた。
しかもいつのまにか映画化されて、なんと2月6日公開だというでは
ないか。柴咲コウが主演だという。おどろいた。世の中はどんどん
進んでいる…。
 厳しく読めば、この本の始めと終わりは、劇的ではあるが、小説と
してはちょっと安易な展開かと思う。それでもこの小説は魅力的で
一気に読ませる力がある。
 それは、この小説の中心に料理があり、とても丁寧に描写されて
いるからである。そして食堂かたつむりとスナックアムールをめぐる
人々が多彩に描かれているからである。
 料理が出てくると、この不思議な母娘関係もかすんで見える。
 料理をつくるという仕事の魅力がびんびん伝わってきてプロの
すごさを感じる。食は生きるエネルギーなのだとあらためて思う。
 
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by nokogirisou | 2010-02-07 21:39 | 本と図書館
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