2014年 07月 27日 ( 2 )

『ギルバード・グレイプ』

 アメリカの映画の中で最も好きなもののひとつ。
ラッセ・ハルストラム監督の1993年の作品『ギルバード・グレイプ』
を久しぶりに見た。
 ジョニー・デップ扮するギルバードがなぜ魅力的なのか。
自分の夢がわからず、野心をもたず人妻と不倫をする若者。
知的障害を持つ弟のアーニーの世話と、父の自殺後過食症となり
肥満化してしまった母を見守ることに追われ、アイオワの町から
出ていけない男。状況だけ見れば少しもぱっとしないのに、観る
者はどうして彼を愛さずにはいられないのか。
 
 それはギルバードが愛を拒絶しないからだ。 
 面倒な愛、重苦しい愛、はかない愛。投げかけられる様々な愛
を拒まない。そして去る者は追わない。
 彼は、障害を持つ弟のアーニーも肥満で町の人に笑い者にされ
ることを恐れる母をも受け入れ、愛している。

 私たちも、なかなか人生思うようにはいかない。
 自由に行きたいところに行き、生きたいように生きられる人は
限られている。自分の運命はある程度受け入れねばならない。
だからこそ、ギルバードに共感してしまうのだろう。

  そういう彼をまるごと受け入れ愛するのが旅の女性、ベッキー
 だ。彼女はみんなが手を焼くアーニーをも自然に受け入れ大事
 にする。
 この映画では、もう一人、アーニーを演じるレオナルド・デカプリオ
からも目が離せない。迫真の演技だ。

 結末には予感がある。新鮮な世界への旅立ちの予感。だからこそこの
映画が好きなのだろう。
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by nokogirisou | 2014-07-27 23:07 | 映画

10周年

 気が付いたら、「右腕を鍛えたい」を書き始めてから10年がたっていた。
 よく日記なんて公開しているね、と言われるが、blogだったから10年も
続いたのだと思う。自分の手帳だけの日記だったらそうは続かない。

この間は激動だった。
 変化も大きい。
 勤務地が2度変わった。
 「虫」「星」「魚」そしてテニスの話題が多かった初期。
今は、音楽と図書館の話題が中心になった。読書の記録も
追い付かなくなって、読みっぱなしで記録を忘れることもしばしば。
未だに「明治」という時代が気になっている。あれこれ読みっぱなし。

 生きている書き手で、新著をおいかけているのは
 村上春樹
 石原千秋
 関川夏央
 上野千鶴子 
 三浦しをん
 原田マハ
 
 ときどき鎌田實、村山由佳。

 魚は、長生きの金魚がいまだ元気だが、グッピーたちはみないなくなった。
水槽の掃除は定期的に続けている。
 クワガタは数年前から幼虫を育てなくなった。置く場所と世話をする
時間がなくなったことによる。
 
  
 
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by nokogirisou | 2014-07-27 22:45 | 日々のいろいろ