2017年 07月 08日 ( 1 )

読書へのアニマシオン

仲間とモンセラット・サルトの読書へのアニマシオンについて仲間と語り合った。これまでたくさんの本と作戦の試みを試してきたが、やはり汎用性があって有効な作戦はかぎられる。


   また、アニマシオンは単発でイベント的に行うよりも、継続的に計画的に行うのがよいと私は考えている。新潟では一部の小学校で毎年継続的にアニマシオンを行なっており、それをきっかけに児童たちが積極的に自分のペースで好きな本を読めるようになることを期待している。



   そもそも、子どもがどのように本をよめるようになるかを考えてみよう。まず音読ができて楽しめて、あらすじを捉えられるようになり、登場人物の特徴を描写やはり会話から読み取れるようになり、物語の因果関係をつかめるようになり、自分がその本をどう読んだか、感じたかを考えるようになり、批評的に読めるようになっていく。


   アニマシオンの70の作戦はそれに対応している。まずは、絵本でアニマシオンをすることが多い。幼児や低学年生のために作戦26「ここだよ」作戦1 「読み間違えた読み聞かせ」があり、あらすじ確認のために作戦29「物語を語りましょう」作戦55「聴いた通りにします」などが有効だ。作戦53「よく見る、見える」など、挿絵を読み取る作戦もできる。


   次に読みものを使って作戦3「いつ?どこで?」作戦36「物語ではそう言っている?」や作戦12「前かな後ろかな」などで、物語のあらすじや構成を確認する作戦、作戦31「どうして」作戦35「その前に何が起きた?」作戦39「何のために」など、物語の因果関係を確認する作戦へと進んでいく。


  一方で物語の全体をつかんでタイトルをつける作戦11「これが私の作った書名」や、大筋とは関係ないが、登場するものや動植物への意味合いを考えさせる、作戦30「なんてたくさんのものがあるんでしょう」も小学校中学年から高学年にあたって有効だ。


   そして次第に、思春期の子たちに対して作戦6「本と私」や登場人物の行動の訳を考える作戦34「彼を弁護します」、本全体を様々な側面をとらえていく作戦24「だれが、何を、どのように」などの作戦ができるようになり、読書会のような、参加者が主体的に語れる場になっていくとよいのではないか?


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by nokogirisou | 2017-07-08 10:34 | 本と図書館