カテゴリ:映画( 37 )

ノルウェイの森(映画)

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 レイトショーで一人、「ノルウェイの森」を見てきた。
夜の映画館は物寂しかった。座席はガラガラなのだが
館内が暗くなってから、外国人の女性3人がやってきて
足をふみながら、私の前を通って真ん中のシートに座っ
た。それが、なんだかおかしかった。

 映画は、原作の忠実な再現を含んだ要約だった。
要約だから、原作を読んでいない人にとっては、突撃隊や
永沢さんの登場がやや唐突に感じるかもしれない。
残念ながら、蛍のシーンは出てこなかった。
 しかし映像は美しかった。私が原作を読んだときには頭
の中になんとかんくイメージしていた1967年~1969年
の雰囲気が映像で生々しく目の前に出てきて、それは感
動した。
 登場する人たちの服装や、家具や、街の雰囲気も大学
の様子も40年前のものだと感じさせた。大学寮の様子が
本当にリアルだった。機動隊やヘルメットをかぶった学生も。
 ワタナベの雰囲気は、やはり松山ケンイチしか演じられ
ないだろうと思った。ただ「やれやれ」という台詞はなく、
「もちろん」というのが多かった。孤独で坦々としているのだ
が、愛する相手に対して誠実であろうとする愚直さ。

 セックスは重要な要素ではあるが、映画の中では官能的
なシーンはない。胸より上のシーンしかなく、しかも短い。
これはとてもよかった。直子も緑もワタナベの魅力を十分
見抜いている。直子は精神を病み、「愛」に懐疑的である
不安な様子を菊池凛子が好演していた。
 京都の山奥の療養所のシーンは美しく、象徴的であった。
これは私の描いていたイメージとは違った。
 一番の違和感はレイコさんで、しわがなくきれいすぎた。
直子の自死の後、ワタナベのアパートを訪ねてきたときの
様子も原作とは違う気がした。19歳年の差がある二人が
交わるのだが、これは、ワタナベがあの世の直子と交わる
ことを意味していると思っていた。レイコという肉体を借りて
ワタナベと直子が交わっているのだと私は解釈していた。
しかし、映画ではそうではなかった。レイコが療養所に入っ
た七年前を取り返すために二人が交わったことになっている。
 男女が交わるとは何かと考える。
 セックスは愛の一部ではあり、象徴であるが、すべてでは
ない。それだけで愛は終わらない。愛は魂の問題、共に生き
て行く問題と絡み合う。だから、直子は死を選んだのだ。
 
 直子の死をとことん哀しみ、受け入れたあと、ワタナベは緑に
連絡する。しかし「今どこにいるの?」と緑に尋ねられてワタナベ
は答えることができない。「僕は今どこにいるのだ」と頭を抱える
ところで映画は終わる。
 原作どおりだ。そして長いクレジット。
 
 映画は、小説を超えることはできないのか。
 映画は小説を超えた表現にならないと映画として独立しない。
だから小説の映画化はむずかしいと思う。

最後に、細野晴臣と高橋幸宏、そして糸井重里がさりげねく
出演していたのがとても興味深かった。
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by nokogirisou | 2011-01-02 10:47 | 映画

インビクタスー負けざる者たちー

 大雪の中、何の知識もなく、見にいったイーストウッド監督の映画「インビクタス」。
思いがけなく、すばらしい映画で感動した。決して変わったことをしていない。
正当派の映画である。しかしとにかく台詞がよかった。変化していく人々、国の
ようすが、とてもリアルでよかった。
これは実話だという。南アフリカにラグビーをめぐり、こんなドラマがあったとは
知らなかった。
 ネルソン・マンデラの魅力がよく表現されていた。
 
 
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by nokogirisou | 2010-02-07 20:32 | 映画

「ジョゼと虎と魚たち」  

 不思議なタイトルだと思って選んで観た映画た。
妻夫木聡が主演の映画だ。田辺聖子の原作。
一緒に観た仲間には不評だった。妻夫木にはふさわしくない役だとか
最後がわからないという。が、私にはとても印象深い作品だった。
 原作とはだいぶちがう。原作よりもずっと哀しい、そして現実的な
お話しだ。
 まず、舞台が大阪、寝屋川であることが興味深かった。大阪は私に
とっては不思議な土地、ある意味異国だった。
 主人公の大学生、恒夫を妻夫木が演じる。アルバイト先の主人の犬の
散歩中に、恒夫は乳母車を押して散歩する老婆と出会う。乳母車には足
の不自由な孫のクミコが乗っていた。老婆は、障碍者の孫を人目に見せる
ことをはばかって、早朝に、クミコを乳母車に乗せて散歩しているのだった。
誘われるままに、恒夫は彼女たちの家に行き、朝ご飯をごちそうになる。
だし巻き卵に、ぬかみそ漬けに、ご飯とみそ汁という質素な朝ご飯だが、
恒夫は一口食べてその味に夢中になる。クミコが作る料理は、素朴なの
だが、うまいらしい。恒夫が実においしそうに食べるシーンが印象的だ。
恒夫は、その料理に惹かれてなのか、その家に通うようになる。
クミコは決しておとなしくかわいい女ではない。口の利き方はきついし、学
校にも行っていない。しかし老婆の拾ってきた本を読み、知性はある。
恒夫はクミコに惹かれていく。

 不可解なのは、クミコと親しくなる一方で、別の女たちと交渉があること
だった。上野樹里演じる美人で人気者の女子学生との恋愛も進行中である。
これは、恒夫を美化しないための作戦なのか。わざと多重恋愛を平気でする
若者にしたのかもしれない。
 恒夫は、老婆とクミコの家に通ってご飯を食べる一方で、クミコの探していた
本を探したり、彼女たちの世話をしたり、ぼろ家を住みやすくリフォームしたり
する。
 しかし、老婆はクミコが恒夫を愛し始めたコトに気づくと、急に恒夫に冷たくなり、
「もう来ないでほしい」という。他人のあんたには関係ない、クミコはこわれもの
だから…と。恒夫は彼女たちから遠ざかるしかなかった。4回生の恒夫は就職活
動に精を出す。もう彼女たちと関わることはないかと思われた。

 ところが偶然、就職活動中に老婆が急に泣くなり、クミコが一人きりになった
ことを知ると、いてもたってもいられずクミコのいるボロ屋へ走る。クミコは恒夫
にずっとそばにいてほしいという。恒夫もわかったといい、引っ越してくる。
 なぞなのは、恒夫は本当にクミコを愛していたのかということだ。
 憐れみからの愛なのか。興味本位の愛なのか。クミコに求められて逆らえ
なかったのか。とにかく恒夫は何もかも捨てて、クミコの家にやってきて、クミコ
と同棲を始めるのだ。 恒夫は優しい。クミコを支える。クミコのわがままにつきあう。
クミコがみたいという虎を見せに動物園につれていく。愛する男とともに虎を見るのが
クミコの夢だったという。
 破局はどこでおきたのかわからない。私は、恒夫の実家にクミコをつれていくはず
の旅でおきたと思う。恒夫は両親にクミコを合わせるつもりで旅にでたのだが、
とちゅうでひるんでしまうのだ。実はその前に恒夫のクミコへの愛はしぼんでいたの
かもしれない。クミコは自分は恒夫と結婚できないことは十分知っている。
 旅は、たのしいものであった。けれども2人の別れを十分予想させた。結局は、恒夫
はクミコとの生活から逃げ出す。耐えられなかったのだ。そして上野樹里演じる元彼女
とよりを戻して去っていく。
 けれども、あっさりとしたクミコとの別れの後で、恒夫は号泣するのである。

 なぜ恒夫はクミコに惹かれたのか。
 なぜ恒夫はクミコと別れたのか。
 
 疑問のままこの映画は終わった。つまらない男なのに、恒夫は魅力的だった。

 ところで、ジョゼというのはクミコの愛読するサガンの小説の中の主人公の名前
である。恒夫はクミコをジョゼと呼んでいた。

 永遠の愛などない。
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by nokogirisou | 2010-01-31 22:04 | 映画

映画「人のセックスを笑うな」を見る

 公開直後から見たかったのだが、都合が合わず、DVD公開になってもずっと借りられ
っぱなしで、ずっと見られなかった。ようやくレンタルして見ることができた。
美術大学に通う19歳のみるめ、39歳のリトグラフの非常勤講師ユリとの純愛を描く。
 美大仲間の堂本、えんちゃん、みるめの関係が並行して描かれ、田園風景や、美大
の雰囲気が伝わってなかなかいい映画だった。全体に冗長で長々とした作品なのだが
それもまたよかった。みるめとじいちゃんの関係にも惹かれた。
みるめはユリとの仲をうれしそうに告白するが、それが、えんちゃんを傷つける。
傷ついてもえんちゃんは、みるめを心配する。
 みるめは、思い切ってユリの上を訪ねるが、そこで実はユリは既婚者であることが
分かる。猪熊さんという、あったかい旦那さんがいるのだ。ユリは夫に頼りっぱなしで夫
がいることがみるめにばれても「言わなかったっけ?」と少しもひるまない。みるめは動
揺を隠せない。
 そんなみるめを心配するえんちゃん。そのえんちゃんを心配する堂本。
私たちは知っている。 
 こういう若い恋はかならず終わりがあるということを。
 「ユリ」は姿を見せなくなったなと思ったら、なんと夫の猪熊さんとインドに行っていた。
 「みるめ」は一人美大の屋上で呆然とするしかない。
  
   「ユリ」にすっかり翻弄された「みるめ」は、もう時間をかけて立ち直るしかない。
 ユリを演じる永作博美、みるめを演じる松山ケンイチがいい。
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by nokogirisou | 2009-02-19 13:43 | 映画

映画「神童」を見る

  松山ケンイチもでてくるし、ピアノの演奏もきくことができるし、
「音楽は生きるためにあるんだと思うよ」
「大丈夫、あたしは音楽だから」などどきどきする台詞も聴けるので
最後まで一気にみてしまうのだが、私は何か物足りなさを感じてしまう
のだ。原作とだいぶ違うからだろうか。原作はとても好きだったので映画
に期待しすぎたのかもしれない。
 ただ、期待と違う世界がこの映画にあって、楽しめた。私はワオと「うた」と
うたの父をつなぐテーマ曲に惹かれた。そして、松山ケンイチ扮するワオの
ピアノの吹き替えが誰なのか気にかかった。後でそれが清塚信也だと知って、
興味を持った。いつだったか、夕方のNHK FMの番組にゲスト出演していて
彼が語っているのを聞いたばかりで印象深かったからだ。彼のコンクールに
対する考えかた、ベートーベンに対する思いを聞けておもしろかった。
松山ケンイチと清塚さんはとても仲良しだという。

 不満だったところ
 ワオと「うた」の2人の出会いと関わりは、現実的ではないのだが、だからこそ
強い結びつきがある。もっと2人の関係を丁寧に描いてほしかった。なぜワオが
「うた」のことを、あれほど心配するのか、なぜ「うた」がワオに惹かれるのかと
いう必然性が、この映画の中には表現されていない。
 「うた」の再生が描かれていない。聴覚を失った「うた」がどう生きていくかまで
描かれていないのだ。映画を美しく終わらせるには、ピアノの墓場で連弾する
ところで終わってもいいのだが、リアリティを持たせるにはあそこで終わっては
いけないはずだ。音楽ものの映画化は難しいと改めて思う。
 
 
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by nokogirisou | 2008-03-12 00:06 | 映画

「L change the WorLd」

 テレビで偶然「DETH NOTE」を見てから、この映画のことが
気になっていた。Lは最後の23日間をどうすごしたのか。
 なかなかスリリングで怖い映画である。あまりの生々しさに
身体が硬直する。
 しかし、この映画の根底にあるのは「人を信じる」というメッセージ
である。Lが人を頼りにし、信頼することが鍵になっている。
どんな「天才も一人では世の中を変えることはできない。」
信頼できる仲間をもつこと。人と協力しながら問題を解決すること
の重要性と言ってしまうと、うすっぴらに聞こえてしまうかもしれない
が、やはりそうなのだと思う。人はひとりで生きていけない。信頼でき
る人がいて、生きられる。そういう存在がいることが喜びなのだ。
 それにしても松山ケンイチという俳優に興味を持ってしまう。
映画「神童」のワオ役とは別人に見える。作品ごとに顔も正確も雰囲気
も違う。なかなかいい役者だと思う。Lはもともとかっこいい存在なのだ
が、映画の中ではいっそう魅力的な人間に描かれている。そして彼は
苦手分野のはずの「子どもの相手」という仕事を、しだいに得意にして
いく。子どもは本質を見抜くからだ。
 映画館でみる映画の衝撃の大きさにいつもはっとさせられる。映画
はやっぱりすごい。
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by nokogirisou | 2008-02-24 22:37 | 映画

「武士の一分」

 山田洋次監督、木村拓哉主演の時代劇「武士の一分」をテレビで放映
していたので見た。「風の果て」ですっかり藤沢周平の作品に魅了された
ので興味があったのだ。
 「一分」とは「一人前の存在として傷つけtられてはならない、最小限の威厳」
だという。威厳だとかプライドだとかいらない…と思った頃があった。意地や
格好つけではないかと。しかし最近、人を人にしているのはこういう尊厳かな
と思うことがある。誰にも人から冒されてはならない尊厳があると。
 この映画を美しくしているのは、主演ではなく、妻役の壇れいと忠実な中間
の徳平役の笹野高史ではないかと思う。妻は、最後まで愚直で献身的である。
そして夫を心から愛している。現代にはあまり見られない女性像かもしれない。
自分のことを二の次に主人を大事にするという感覚、どんなにののしられても
責められても愛しつづける情。彼女の話す山形弁はとてもあたたかく美しい。
徳平は、幼い頃から新之丞と加世を知り、二人をあたたかく支え続ける。身分
の違いがなくなった現代、こういう人間関係は見られない。
 
 果たして、三村新之丞は、下級武士。欲はなく、愚痴を言いながら勤めて
いる。その彼が、毒味の仕事で赤粒貝の毒にあたり、失明してしまう。人間は
絶望すると、意気消沈し、荒れ、死を思い、周囲を哀しませる。人は弱い生き物
なのだ。周りの者はおろおろするばかり。すべての悲劇はここから始まる。
 しかし、この悲劇的状況から夫婦が情愛を取り戻し、ふたたび生きることに前
向きになるためには、裏切り、復讐とさんざんな出来事が用意されている。
 もう、十分予想される、予定調和な筋書きなのだが、やはり涙をとめられないの
はなぜなのか。そこに生きる人が真剣だからだと思う。
 もうひとつ、私が気になったのは、小鳥である。新之丞は小鳥を愛し、番で飼って
いる。そして盲目になってからも小鳥の声を聴く。果たし合いのときにも鳥の声が
聞こえる。この作品の中で鳥がとても象徴的な役割を果たしているということだ。
 いい作品を見たと思った。
  
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by nokogirisou | 2007-12-30 23:37 | 映画

ALWAYS 3丁目の夕日

 明日、「ALWAYS続3丁目の夕日」が公開されるということで、
正編がテレビ放映されていた。ついつい全部見てしまった。
何を隠そう、私はずっと東京タワーファンである。
 昭和33年をもちろんしらないのだけれど、どうして懐かしい気分に
なってしまうのだろう
 ミュゼットや、手回し式洗濯機や丸いちゃぶ台に愛着を覚える。
30年代の雰囲気作りはとてもうまいとおもう。空き地にころがるコンク
リート管、路面電車、商店街、とてもリアルだ。そしてだんだんでき上がって
いく東京タワーがとても象徴的なのだ。
「昭和」がこんなにも昔のことのように思えるなんて。20年前に想像だにした
だろうか?
 東大出身の小説家茶川竜之介は不器用で、めちゃくちゃだな人間だが
憎めない。酔った勢いで、身よりのない淳之介を預かることになるが、この
2人と居酒屋のヒロミとの3人の関係にとてもよい味を出している。
互いに素直になれない部分もあるが、たがいに思い合っている。
とても日本的な結ばれ方だ。しかもそれぞれ事情を抱えていて、一筋縄で
はいかない。
 一方、典型的な昭和の家庭、鈴木家もまたよい味を出している。母親役が
薬師丸ひろ子でひっくり。
 古きよき日本。こんなこと本当にあるのかなと思いながら嫉妬する。
ここには、ゆったりした時間と愛と情緒がある。
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by nokogirisou | 2007-11-03 00:28 | 映画

「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」

9月1日からずっと気になっていた映画を見てきた。
私はエヴァをビデオとDVDで見てきたので劇場で見るのは
初めてで、期待と不安を抱いて席に座った。隣の席を見ると
どうみてもマニア風の男性である。エヴァを知り尽くしている
ような雰囲気を漂わせていた。さて、今回いったいどう「REBUILD」
されるのだろうか。

 映像はすべて美しい。テレビとはやはり違うのだ。ストーリーは
同じでも、違う作品だということがよくわかる。単に新しくデジタル化
されただけでない。
先に見にいった人たちが「ほとんどテレビの焼き直しだよ」
と言っていたが、それは違うように思った。
前よりもリアリティが増している。リアリズムに徹している。けれども
無理と無駄のない省略がある。使徒との戦いの場面はさすがに迫力
があった。ラミエルはすごい…。
庵野監督は、この映画のために「スタジオ カラー」を作った。カラー
とはギリシャ語で「歓喜」という意味だそうだ。彼らはまた1からエブァ
を作りたかったのだ。

「逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ」
の台詞が、かつて違和感があった。けれども今回この台詞がとても自然
に受け入れられた。

ただ残念なのは音楽。
宇多田のエンディングは決して悪くはないが、インパクトがない。
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by nokogirisou | 2007-09-17 17:35 | 映画

『エラゴン』

 原作は読んでいないのだが、連休最後の休みに映画「エラゴン」を見に行った。
ドラゴンの話はみな共通するのだと思った。ドラゴンとは心の中の言葉で話すること、
魔法のためには古代の言葉を勉強しなければならないところ、ものの名を知ることが
重要になるところ、「ゲド戦記」と同じだ。
 アラゲイシア帝国は、かつてエルフ、ドワーフが人間と共存する平和な土地だった
という。これもまた「指輪物語」と共通するところ。違うのは、ドラゴンとドラゴンライダー
がこの国を平和に統治してきた歴史があるというところだろうか。
 今、帝国は邪悪なガルバトリックス王に支配されているところからこの物語は始まる。
田舎の農村で叔父といとこのローランと暮らしていた少年エラゴンは、ある日森の中で
青く光る石を見つけた。実はそれは、石ではなくドラゴンの卵で、やがてその卵からドラ
ゴンがかえる。メスのドラゴンで、名前をサフィラという。サフィラはエラゴンをドラゴンラ
イダーと認識して卵からかえったという。エラゴンは、ドラゴンライダーとなる運命だった。
彼は、勇気があるか、その何倍も愚かであった。
 愛する叔父さんを失うところからエラゴンとサフィラの大冒険が始まる。

 私がいいなと思ったのは、かつてのライダーの生き残り、ブロムがエラゴンと旅に同行
し、まだまだ未熟なエラゴンを守りながら鍛えていくところ。敵にねらわれ追われる中、
エラゴンは成長していく。自然描写がとても美しく、エラゴンとサフィラが一体感を得ていく
ところもとても心動かされた。
 映像的には、戦いのシーンなど迫力があるが、「ライオンと魔女」「スターウォーズ」にも
共通するものを感じた。
 特別なあたらしみはないが、スリルあり、美しく楽しめる映画だと思う。
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by nokogirisou | 2007-01-08 21:23 | 映画