カテゴリ:音楽( 3 )

きらクラ 長岡市公開収録

9月18日(日)のNHKFMの「きらクラ」は9月11日の公開
収録の模様を放送していた。
その公開収録の現場に、私は幸運にも立ち会うことができた。
これはめったにない、なかなかエキサイティングな経験だった。
まず、公開会場に新潟県が選ばれたのが幸運だった。そして
応募者多数の中、座席引き換え券が私のところに届いたことが
奇跡的だった。その上、早めに並んだおかげで前から3列目の
真ん中というすばらしい席を得ることができた。これだけで感
謝の気持ちでいっぱいだった。

公開収録はやはり普段のコンサートとはことなり、たくさんの
NHKのスタッフが動き回っていた。舞台には舞台監督がいて、
収録開始前に、いろいろな注意や指導がある。時間との闘い。
またラジオ番組のため、どうしても短い曲や、一曲の中の1楽章
のみの演奏になる。しかし、それがまた今まで意識しなかった
曲の魅力の発見になって楽しかった。

今回はMCふかわりょうさんの気遣い、気配り、スマートさに
感動したし、遠藤真理さんの慈愛あふれるコメントや、チェロに
本気で対峙する真剣なまなざしを目の当たりにして圧倒された。
やはり生はいい。
ゲストのピアニスト上原彩子さん、コントラバス奏者の池松宏
さんの魅力を十分に引き出していたと感じた。
上原さんの演奏はチャイコフスキーコンクール後に新潟で聴いて
いたが、その当時とはすっかり雰囲気がことなり、母親の貫禄と
あたたかさを備えていた。ロシア音楽が大好きだということを
全身で表現していた。
池松さんは日本から飛び出し、ニュージーランドで活躍された
ことで、ユーモアと音楽の幅を獲得されたようだった。ハープ
の篠崎和子さんとのデュオでコントラバスの魅力を存分にアピ
ールしていた。

遠藤さんは、彼らと共演するのだが、すこしも遠慮せず、闘い
つつも、力を合わせてひとつの魅力的な音楽世界を創り出していた。

オープニングは
「小犬のワルツ」 ショパン作曲、上柴はじめ・編曲

上原彩子と遠藤真理さんのデュオ

「前奏曲 作品3 第2“鐘”」 ラフマニノフ作曲
上原彩子の独奏 上原さんらしさが出ていた。

「チェロ・ソナタ 作品40から 第2楽章」
ショスタコーヴィチ作曲
上原彩子と遠藤真理のデュオ
とてもいい曲で全曲聴いてみたい。

「バレエ音楽“くるみ割り人形”から“花のワルツ”」
チャイコフスキー作曲、上原彩子の編曲で独奏
 オーケストラの音がピアノの音に変化していて
とても興味深かった。

「エストレリータ」 ポンセ作曲
池松宏と篠崎和子のデュオ

「チャールダーシュ」 モンティ作曲
池松宏と篠崎和子のデュオ
池松さんの演出で笑いをこらえることができない。

「“チェロとコントラバスのための二重奏曲”から 第3楽章」
ロッシーニ作曲
池松宏と遠藤真理のデュオ (コントラバスの楽器を変える)

「カヴァティーナ」 マイヤーズ作曲
池松宏と篠崎和子のデュオ
映画の主題歌だが哀愁に満ち、すばらしい。
ゲーリー・カーもアンコールで弾いていた曲

最後はみんなで
「上を向いて歩こう」 中村八大・作
上柴はじめの編曲がすばらしい。ふかわさんも
リコーダーとウインドチャイムで参加していた。

 ますますこの番組のファンになる。
 きらくらDONは、遠慮して手を挙げられなかったのだが…

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by nokogirisou | 2016-09-19 09:12 | 音楽

ラ・フォル・ジュルネ新潟2016

 今日は新潟市はクラシックストリート。ラ・フォル・ジュルネの関連
イベントである。市内あちこちのカフェやスタジオ27会場で生のクラ
シック音楽が楽しめる。
 4月28日29日30日はラ・フォル・ジュルネ新潟2016だった。
今年のテーマは「la nature ナチュールー自然と音楽」だった。
これまでの作曲家や国がテーマのときとは異なりプログラムは、
バロックから現代までの季節、風景、動物、川などの自然にちなむ
曲をセレクトしたものとなった。

 私は山宮るり子のハープ独奏と、フランク・ブラレイと渡邉玲雄の
コントラバスが加わったモディリアーニ四重奏団の演奏を聴いた。
山宮さんのハープは2度目だが、ハープの独奏でのスメタナの
「モルダウ」は大変感動した。一台の楽器なのに、オーケストラのよう
な様々な楽器の響きが聞こえてきた。ハープという楽器の表現力の
豊かさを存分に楽しめた。ピエルネの「即興奇想曲」ジョン・トーマス
の「吟遊詩人の故郷の別れ」も印象深った。

 モディリアーニ四重奏団らのシューベルトの「ピアノ五重奏曲イ長調
D667ます」は5楽章続けてきくと本当に大曲で、聴きごたえがある。
3楽章のスケルツォが特に生き生きと感じられ、その後一気に勢いづ
いたまま終わった気がした。室内楽の楽しさを十分楽しめた。

 コンセプトとしておもしろく、今まで知らなかった演奏家との出会い
があったが、規模や演奏家の顔ぶれを考えると、例年よりもトーン
ダウンしているように感じるのは私だけだろうか。
 今回の会場はりゅーとぴあのコンサートホールと能楽堂と劇場、2F
ロビーと音楽文化会館のホールと燕喜館。これまでのようにちょっと離
れた斎藤家別邸や小澤家での演奏会がなくなった。アーティストは初め
てお名前を知る方もいて、新鮮で興味はあったが、新潟に縁のあるアー
ティストが減っている気がした。様々な事情や考えがあるのだろうが、
もう少し核になるような著名な演奏家や新潟出身のアーティストたちの
演奏をはしごしてたくさん聞きたかったように思った。

 私は毎年ラ・フォル・ジュルネを楽しみにしている。継続することのむずか
しさは十分わかるが、ぜひ継続していってほしい。来年が楽しみだ。
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by nokogirisou | 2016-05-05 10:57 | 音楽

清塚信也PIANO SHOW

新潟市民芸術文化会館コンサートホールで清塚信也のピアノ演奏を聴いてきた。まさに、ピアノショーだった。
ピアノは、ヤマハ。
清塚さんは、縞柄の派手なスーツで登場。ドビュッシーの「月の光」で始まった一部は、クラシックの音楽史をたどる。時代ごとの音楽の受容のされ方、作曲家の話をしながら、正統派のバッハ、ショパン、リストの名曲を楽しんだ。
 
二部は、オリジナル曲や、清塚さんのアレンジ曲を楽しんだ。超絶技巧が際立つ。やはり、自分自身の表現をしたいという思いから、作曲したくなるそうだ。清塚氏は、ピアニストをサーカスの曲芸師や、スポーツ選手にたとえる。間違えないために現代のピアニストがどれほど練習をしなければならないことか。しかし、ただ楽譜を正確に弾くだけでは、あきたらないのだ。
今日もすべて暗譜。すべての音楽がすべての頭に、心に入っていて、客のために精一杯表現しているという印象を受ける。とにかく楽しいおしゃべりと演奏に魅了された。じぶんのことを「チャラい」と言い、軽口もたたくが、ピアノに向かった瞬間表情が本気になるのをみのがさなかった。なんと彼の手元が見えるかぶりつきの席だったから。

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by nokogirisou | 2016-02-21 21:16 | 音楽