カテゴリ:音楽( 187 )

横坂源さんのチェロ

 ラ・フォル・ジュルネ新潟2012のもう一つの感動は横坂源さん
のチェロを聴けたこと。もう5年以上毎年横坂さんの演奏を聴き続
けている。毎年の成長がとても著しくて楽しみだ。彼の礼儀正しさと
音楽的な表現力の豊かさに好感を持つ。ドイツ留学してから力強さと
深みを感じる。だんだん男っぽくなっている。
 昨年は、ベートーベンのチェロソナタの演奏だったが今回は、オケ
との共演。
 313の公演はチャイコフスキーの「眠れる森の美女」と「弦楽
セレナードハ長調op.48の演奏もあったのだが、せっかくの「弦楽
セレナード」で楽章終了ごとに拍手する人がいて、ちょっと残念だっ
た。これは4楽章続けて聴いてこそすてきなのに。
 
 そして待ちにまった「ロココ風主題による変奏曲op.33」の演奏。
やはり生で聴くといい。CDで聴いていたときに見逃していたオケ
の音を今日たくさん発見。視覚ととともに音楽を楽しむ喜びを感じ
た。よくできた変奏曲なのだということを今更ながら実感。8つの
変奏曲それぞれの魅力を再確認。
 横坂さんのチェロは力強い。硬質な音とやわらかな深い音とが
絡み合い、心地よい。この曲がますます好きになった。
 アンコールは「鳥の歌」。カザルスを意識しているのだろうか。
 
 彼のチェロをもっと聴きたいという思いを抱いて会場をあとに
した。
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by nokogirisou | 2012-04-30 04:54 | 音楽

ラ・フォル・ジュルネ新潟2012 4/29

 ラ・フォル・ジュルネ新潟2012、
 4月29日19時からの全席完売の人気の公演へ。
まずは、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」から
花のワルツ。なんと軽やかなワルツ。楽しい音楽の時間だった。
その後、コンサートミストレスが交代して小山実稚恵のピアノ、
ムジカ・ヴィーヴァの演奏によるラフマニノフのピアノコンチェ
ルト2番。
 このオケは女性がとても美人なのが特徴だ。ホルン、オーボエ
フルートの男性がなかなかすばらしい活躍をする。ロシアらしさ
とは何かを説明するのは難しいが、ロシア音楽がまことにぴったり
とするオケだと感じた。

 私は二階右手の席で、ピアニストの正面にあたる。小山さんの表
情、腕の筋肉がよく見えた。なんとたくましいこと。
 
 ピアノ独奏から始まる1楽章。ロシア正教の鐘を模した、和音だ
という。力強い音だ。
 それからめまぐるしくラフマニノフ的な主題が展開される。
例の聞かせどころでは、小山さんはとってもゆっくり弾いた。とこ
ろどころ小山さんは目を閉じ、全身でオケの音を聞いてうたっていた。

第2楽章はゆっくり静かに始まる。第1楽章と対照的な感じ。
独奏部分はとても美しい。こういうところは小山さんらしさが出て
いる。

第3楽章
 二拍子の調子の良い主題の部分と、歌う部が順番に現れる。オケ
とピアノを合わせるのが難しそうな部分が何カ所かあった。
しかしそんなことをものをはしない力強いピアニズムで小山さんは
ぐんぐん進む。最後はとても盛り上がってみなの息が一つになって
終わる。

 拍手喝采、圧巻である。
 小山さんがアンコールを演奏すると、オケの中から「ブラボー」
の声が響く。アンコールはラフマニノフのプレリュードOP35-2。
繊細で、美しい曲だった。
 
 
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by nokogirisou | 2012-04-30 03:56 | 音楽

ラ・フォル・ジュルネ新潟2012 4/28

 
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 今日は14時すぎに仕事を終えて、家に車をおいて「りゅーとぴあ」に
向かった。ひさしぶりに散歩した。歩くというのはこんなにも楽しいこと
なのかと思う。私だけでなく散歩している人が多い。今日はぽかぽかよい
天気で散歩日和。
 桜やモクレンが末期であること。道ばたのたんぽぽが綿毛になっている
ことを発見する。
 会場は人であふれていてお祭りの雰囲気だった。外国人のお客様もけっこ
ういる。まずは交流ステージで、テルムカルテットによるロシアンミュージック
を聞く。ロシア独特の民族楽器を楽しそうに弾く楽団たちがうらやましい。
 それから劇場で鍵冨弦太郎のヴァオリン演奏を聴く。
 プロコフィエフの5つのメロディとヴァイオリンソナタ2番、そしてラフマ
ニノフのヴォカリーズ、アンコールは5つのメロディから4番。
 予習のギドン・クレーメルとはまったく音色が異なり、おもしろかった。
若々しい演奏だったというべきか。
高音部はとても繊細でのびやかで、低音は豊かなひびき。力強さもあるが
しなやかな演奏で、特にソナタ2番はよかった。ソナタの2楽章終了後に
チューニングをしていたが、その後とくに調子が上がってきた気がする。
 ピアノは宮崎若菜。長崎出身のかわいい学生ピアニストだが、二人の
息は合っていて、互いに信頼しあっていることがわかる。
 アンコールは高音がとても美しくうっとりした。少しずつ、確実に鍵冨
弦太郎は成長していると私は感じたのだが…。
 
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by nokogirisou | 2012-04-28 22:43 | 音楽

プロコフィエフヴァイオリンソナタ

 ラ・フォル・ジュルネのための予習を続ける(笑)。

 プロコフィエフのヴァイオリンソナタと、ヴァイオリンとピアノ
のための5つのメロディを聴く。誰の演奏で聴こうか迷ったが、
思い切って、これまであまり好きでないと思ってきたギドン・
クレーメルのヴァイオリンとマルタ・アルゲリッチのピアノで聴いた。
 私は基本的に繊細で、高音が伸びやかなヴァイオリンの演奏が好き
だ。クレーメルのたくましく力いっぱいの演奏はちょっといただけない
と思っていた。しかし今回、クレーメルに対する私の偏見は打ち砕かれ
る。力強く、神々しい響きに魅了される。とても安定した音で豊な響き。
またアルゲリッチのピアノは決して伴奏でなかった。二人の確かな共演
だった。互いの音が迫り合う。
 
 CDの演奏は次のとおり
1. ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調op.80
2. ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディop.35bis
3. ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調op.94a

 もっとも耳慣れ聞きやすい2番のソナタは、もとはフルートソナタだ。
プロコフィエフ自身がヴァイオリン用に書き直したものだ。これはやはり
名曲だと思う。しかし聴けば聴くほど、1番のソナタもおもしろくなって
いく。初めはまったく耳に入ってこないのに。
 何度もがまんして音楽を聴くということは、重要なことのように思う。
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by nokogirisou | 2012-04-22 21:54 | 音楽

ラフマニノフのピアノコンチェルト2番

 別の演奏者のCDでラフマニノフのピアノコンチェルト第2番
を聴く。聞き比べはなかなかおもしろい。
1枚目
 キリル・コンドラシン指揮 
モスクワフィルハーモニー管弦楽団
 ウラディーミル・アシュケナージ(pf)
2枚目
 Walter Goehr指揮
 Philharmonia Orchestra
 ベンノ・モイセイヴィッチ(pf)

 アシュケナージは無難な落ち着いた演奏なのだが、
 例の1楽章の一番の聴かせどころをドタバタするのが意外。
 
 モイセイヴィッチの演奏は私が生まれる前のものだがこれは
 すばらしかった。低音がしっかり響き、細部の技巧も優れ、
 全体にスケールが大きく堂々とした演奏。ラフマニノフ自身
 が理想的な演奏だと絶賛したのは頷ける。
 
 ピアニストにばかり集中して聴いてしまったが、オケの方
にも注目して聴いてみたい。
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by nokogirisou | 2012-04-09 01:03 | 音楽

アンドレイ・ガヴリーロフのラフマニノフ

 アンドレイ・ガヴリーロフのピアノ、リッカルド・ムーティ指揮、
フィラデルフィア管弦楽団の演奏のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番
を聞く。人気の曲だが、私も大好き。ラ・フォル・ジュルネ新潟では
小山実稚恵のピアノ、ムジカ・ヴィーヴァ(アレクサンドル・ルーティン
指揮)で聴く予定で、予習を始めている。
 このCDはIさんからいただいたものだが、なかなかすごい。
 ピアニストの強弱の付け方、テンポの揺らし方がおもしろい。
第1楽章のもっとも聞かせどころの、あの部分(blogでは歌えない
ので示すのはむずかしいなあ)のテンポが「え~あれ~」となる。
これはムーティの趣味なのか、ピアニストの意志なのか。
全体にほかのピアニストの演奏とは明らかに異なる個性的な演奏を
聴かせてくれる。これまで聴いてきたラフマニノフの中でも特に
印象に残る演奏だった。
 
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by nokogirisou | 2012-04-06 05:33 | 音楽

ラ・フォル・ジュルネ新潟2012

ラ・フォル・ジュルネ・新潟2012が楽しみだ。3月24日よりチケット販売になる。今年のテーマは「サクル・リュス」ロシア音楽を楽しめるお祭りとなる。各ホールの名前がロシアの文化人の名前になっている。
たとえば、りゅーとぴあコンサートホールが「プーシキン」劇場が「ドストエフスキー」
などという具合だ。
 今一番楽しみなのは、横坂源のチェロとムジカ・ヴィーアによるチャイコフスキー、
「ロココ風の主題による変奏曲」とアレクサンドル・ルーティンの指揮とチェロ、
ムジカ・ヴィーアによる「ロココ風の主題による変奏曲」を聞き比べられること。
この曲は以前から好きで、小澤征爾指揮、ボストン響とロストロポーヴィチの演奏
のCDで楽しんできた。ぜひ生で聞いてみたい。
 それから、ボリス・ベレゾフスキーのラフマニノフのピアノソナタも第1番も聞い
てみたい。
 一日まるまる音楽を生で楽しめたら、それはそれですてきだろう。
 日頃、時間でばたばた追われてコンサートホールに赴き、帰る時間を気にしている
ので、一日、りゅーとぴあに滞在して音楽を聴きたい。これからチケット購入の
計画をたてよう。 
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by nokogirisou | 2012-03-11 23:33 | 音楽

「ピアニスト・辻井伸行 自作曲に挑む」を見る

 NHKで「旋律よ 殿堂に響けピアニスト・辻井伸行 自作曲に挑む」
を見た。辻井さんは2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンク
ールで優勝し一躍、有名になったピアニストだ。視覚障害を持つが、
まったくそれをハンデとしないような、全身から音楽がわきでてくる
ようなピアニストだった。DVDが発売され、あらゆる場所でのコンサー
トはチケットが売り切れ、本は出るし、映画「はやぶさ」の音楽も担当
するし、メディアにやたら出るし、恵まれたピアニスト人生を歩んで
いると思っていた。
 しかし、今回の番組は、辻井さんが「作曲」という高い壁の前で挫折
し乗り越えたところに着目していた。きっかけは作曲家加古隆の指導だ
った。辻井さんはこれまでインスピレーションであふれるように出てく
る音で作曲してきたが、加古氏はそれをストップさせた。音を吟味し、
和音ではなくメロディで勝負せよと伝えたのだ。加古氏の助言はとても
印象深く、音楽だけでなくあらゆることに当てはまるような気がした。
すらすらうまくいくことは、ステレオタイプに陥りやすい。苦労して吟
味して作っていかないと新たな発見も前進もないのだと思う。

 その指導後、辻井さんは作曲に苦しむことになる。これがいわゆる
挫折だ。
 彼の直面した困難のひとつは、映画音楽の作曲時における監督のイメ
ージを音楽にすることだった。監督の求める強さや深みをどう表現するか。
 もう一つの困難はカーネギーホールで発表する自作曲の作曲だった。
アメリカ人になじみのある「金髪のジェニー」をもとにどう自分らしさを
表現するかに苦しんだ。
 前者は、自分自身の葛藤の経験を生かし、後者は震災でピアノを失った
少女への思いをもとに、作曲に挑んだ。その具体的な過程は画面には映し
だされなかったが、それぞれタイムリミットまでに辻井さんは完成させて
いた。やはりこういうところがプロなのだろう。

 それにしてもカーネギーホールでの辻井さんの緊張と終わったときの
解放感は、半端でなかった。あそこまで素直に表現できることも彼の個性
なのだと思う。
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by nokogirisou | 2011-12-30 22:23 | 音楽

ベートーベン交響曲第9番

 子どものころから、プロ・アマどちらも合わせてずいぶん
とこの曲を聴いてきたのだが、いつも今ひとつぴんとこなか
かった。なんだか退屈だった。歓喜の歌にそれほど感動でき
なかった。それは演奏の問題でなく、私自身の耳と心のせい
だと思う。

 ところが、昨日NHKFMの「今日は一日朝比奈隆三昧」で
聞いたときは、ちょっと違った。
12月29日は朝比奈隆没後10年目の日だった。2001年
10月24日に大阪フィルの名古屋公演でチャイコフスキーの交
響曲第5番を振ったのが最後となり、公演直後入院し、12月
29日に亡くなったという。今日はその命日の特別番組で私が
聞いた第9は29日大阪ザ・シンフォニーホールから生中継の
大植英次指揮の大阪フィルの演奏だった。

交響曲第9番二短調 作品125 合唱つき ベートーベン作曲

 指揮:大植英次 ソプラノ:スザンネ・ベルンハート 
 アルト:カロリン・マズア テノール:トーマス・クーリー 
 バリトン:アンドレアス・バウアー 合唱:大阪フィルハー
 モニー合唱団、大阪音楽大学合唱団 演奏:大阪フィルハー
 モニー交響楽団

 とくに第4楽章の合唱がはじまるまでのオーケストラだけの
部分がなかなかすてきだった。そして独唱と合唱が加わると
まったく趣が変わって歓喜のムードが一気にたかまっていく。
どこがどうという構造は言葉でうまく説明できないのだが
最後まですとんと心に響く演奏だった。飽きることなく、最後
まで集中して聞くことができたということが驚きだった。

 
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by nokogirisou | 2011-12-29 23:02 | 音楽

好きな歌10曲えらぶとしたら

 無人島に行かねばならんくなった。10人10曲の歌だけ
持っていってよいと言われたら、何を持っていくだろうか。
 
 Here, There and Everywhere(ビートルズ)
 A Song for You(カーペンターズ)
 Fly me to the Moon(CLAIRE)
 Tapestry (キャロル・キング)
 We're All Alone(ボズ・スキャッグス)
 
 心拍数(山崎まさよし)
 二隻の船(中島みゆき)
 YELL (いきものがかり)
 月と太陽 (矢野顕子)
 R.I.P (BUMP 0F CHIKEN)
 
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by nokogirisou | 2011-12-29 18:40 | 音楽