<   2007年 04月 ( 17 )   > この月の画像一覧

ポセイドンで夕日をみる

 
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 新潟の青山海岸に、ポセイドンという隠れ家がある。
以前にもこのブログに書いたことがある、海を見ながらコーヒー
を味わえるお店だ。海岸にたっている海の家のようなたてもの
なのだがこれがすばらしいレストラン&カフなのだ。
 昼間は昼間の夕方は夕方の海が楽しめる。
 店内はとてもおもしろい飾りでいっぱい。
 異空間。(私はこのお店が満員になっているところを見たこと
がない。なんだかいつも独占しているような満足感がある)
 昨日は天気がとてもよかったので、仕事の後ふらっと思い立っ
て出かけたところ、なんとなんとちょうどずばらしい夕日だった。
 店主さんは
「あんまりお客さんがこないので、食べ物はたくさん用意できない
んですよ」
などとおっしゃるが、イワシのスパゲティ、ビーフシチュー、ベーグル
サンド、豆のサラダなどあれこれ用意してくれる。
 それが、なんとも絶妙においしかった。最後はデザートをサービス
してくれ、ベーグルをお土産にしてくれた。

 夕日が沈んでいく時間はあっという間だが残光の中、食事を楽しん
だ。店主さん、愛想はないがとても誠実な方である。
 新潟が大好き!と思える場所である。
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by nokogirisou | 2007-04-28 22:50 | 日々のいろいろ

安西水丸「母は昭和が嫌だった」

  たまたま家にとどいていた三越の広報誌の「エムヴール」を手に取ると
「特集 母の昭和」とあった。太田治子と安西水丸が原稿を書いていて、
ついつい読んでしまった。太田治子はいかにも太田治子の文章で、その母
はまるで太田治子の母だった。平成になってもまだまだ太宰治をひきずって
いるところがすごい。
 安西はの文章は、母への愛に満ちていたが、母をよく見ていて鋭かった。
それはタイトルにも表れている。「母は昭和が嫌だった」
 安西の母は芸能事が嫌いだったという。絵を描いたりする人間も苦手にし
ていたという。なのに、安西水丸はイラストレーターになってしまった。
 この文章を読んでいて、とても胸がいたくなった。

 私の母は文学が嫌いだった。父が文学全集をこっそり買ったりするのを
嫌がったし、自分自身もまったく本を読まない人だった。私が勉強以外の本を
読むのも買うのもいやがった。
 大学を選ぶときにも、父とぐるになって「文学部にだけはいかないように」と
釘をさした。彼女にとって実用が重要だった。それは今でもそう。文学少女だの
文学研究だの、母は大嫌いなのだ。
 そう言われれば言われるほど、こっそり文学にいれこんでしまうのだがいつも
いまでも、罪悪感に苦しんでいる。
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by nokogirisou | 2007-04-27 05:37 | 日々のいろいろ

まどみちおの詩

 印刷室で昨年お世話になった職場の先輩にばったり会った。
ひさしぶりで話をした気がする。
「お互い忙しいですね」とひとしきり職場の忙しさを嘆いたあとで
彼女は「これあげる」と紙を一枚手渡してくれた。
まどみちおの詩だった。疲れたときに彼女が大事に読む詩なのだ
という。

  もうすんだとすれば

 もうすんだとすれば これからなのだ
 あんらくなことが   くるしいのだ
 暗いからこそ   あかるいのだ
 なんにも無いから  すべてが有るのだ
 見ているのは 見ていないのだ
 分かっているのは 分かっていないのだ
 押されているので 押しているのだ
 落ちていきながら 昇っていくのだ
 遅れすぎて  すすんでいるのだ
 一緒にいるときは  ひとりぼっちなのだ
 やかましいから  しずかなのだ
 黙っているほうが しゃべっているのだ
 笑っているだけ  ないているのだ
 ほめていたら  けなしているのだ
 うそつきは まあ正直だ
 おくびょう者ほど 勇ましいのだ
 利口にかぎって バカなのだ
 生まれてくることは 死んでいくことだ
 なんでもないことが  大変なことなのだ

 単にパラドックスということばでくくれないような真実
 うんうんそうだよなとおもいながら
 こまかいところまで気を配っているまどみちおに敬服する。
 とてもよい詩を教えていただいた。
 今の私に1行1行響いてくるが、今日一番気になったのは
 「あんらくなことが くるしいのだ」
 だった。なぜだろう。

 
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by nokogirisou | 2007-04-23 23:15 | 手帳

愛し、日々  寺尾紗穂

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 たまたま夕方FMで聞いた寺尾紗穂の新作「御身」
に惹かれて、第1作の「愛し、日々」を買ってしまった。
ピアノの音に弱いのだ、私は。でもそれだけでなかった。
 ことばの感覚にうごかされたというべきか。
 ミニアルバムのパッケージをひらくと寺尾のことばが
ころがってきた。
 
  愛し、日々   文 寺尾紗穂
 何かに惹かれながら
 誰かを愛しながら
 いつでもそこに切なさを感じるのは 
 私たちが時と向かいあっているから

 時はたいてい、無慈悲
 
 戻らぬ時
 過ぎない時
 進だけの時
 止まった時

 けれども最後には
 いつもすこしだけ優しくて
 だから、日々は
 愛しい音で満ちています。
 
 歌と楽器のコラボレーション
まだ蒼くてみずみずしい感じがよかった。
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by nokogirisou | 2007-04-21 09:24 | 音楽

漠然とした不安

 
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 どんなに平日へとへとになってもいいから
平日の帰りが、多少遅くなってもいいから、
ただ、確実に休日が休めるようならいいと願う。
 休日も出勤しなければならない状況がずっと
続くと、疲労が蓄積していく。
 もちろんがんばればできないことではない。
なんだってがんばれば多少のハードな日々は
乗り越えられる。けれど…それでよいのだろうか。
 それが恒常的に続いていくこと
 そういう善意の努力で職場がまわっていること
 そういう努力ができる人ばかり求められている現場
に不安を感じている。
 
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by nokogirisou | 2007-04-20 23:58 | 日々のいろいろ

金星・土星

 写真をお見せできなくて、とても残念なのだが…昨日の夜空はとても
見事だった。大きく欠けてうすっぴらな月のおかげで星がよく見えた。。
 くっきりはっきり、春の星座が見えた上に、金星、土星が明るく輝いて
いた。ひさしぶりにビクセンの天体望遠鏡を外に持ち出してのぞいた。
 望遠鏡は見えるまでに合わせるのがとても面倒で苦手なのだが、レンズ
の中に星が入った瞬間の感動は大きい。
 土星の輪らしきものが見えたときは思わず声をあげてしまうほど。
 けれどもやはり、望遠鏡の中のたった一つの星よりも夜空の中の星を
見ていた方がおもしろいことに気づく。星空を見上げていると宇宙全体を
眺めているような不思議な気分になってくるのだ。
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by nokogirisou | 2007-04-19 05:50 | 星空

さぼてん

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 このごろちいさい植物に凝っている。
土を使わないハイドロカルチャーの植物をいくつも
あつめてしまった。
 テーブルヤシ、ガジュマル、コーヒー、ベンジャミン。
テーブルにちょこんとのる植物たち。水だけやればよい
という手軽さで大丈夫なのだろうかと不安だったがもう
1ヶ月ほど元気なまま。こんなに簡単に栽培できてしまって
よいのだろうか?しかしものぐさな私にとってこんな植物は
ありがたい。
 そこにサボテンが加わった。サボテンは土が必要らしい。
ちいさな植木鉢に植わっている。サボテンは人間が声をかけ
てやるとよいという。毎日「おはよう」「ただいま」と声をかけて
いる。
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by nokogirisou | 2007-04-17 21:39 | 生き物たち

近くて懐かしい昭和展

 何故惹かれるのかわからないが「昭和」ということばに
たまらない懐かしさを感じることがある。昭和30年代を知らないくせに…だ。
新潟三越100周年記念ということで開催されている「近くて懐かしい昭和展」
を見てきた。たくさんの人がやってきていて好評だ。
 ひとだかりになっていたのは、長嶋茂雄の出場する野球試合の中継録画
の前。くっきりはっきりのカラー放送で古さを感じさせない。長嶋若い!
 昭和30年代の懐かしい町並みが再現されていた。駄菓子屋、食堂、たばこ屋、
写真館、銭湯などの建物が並ぶ。テレビドラマで見慣れているお茶の間の再現
もあった。これらは違和感がない。かつて我が家にもあったような家具が並ぶ。
映画のセットのようだ。
赤い筒状のポストや公衆電話すらなつかしいものになっている。
カツ丼一杯50円。タバコはゴールデンバットや「わかば」や「エコー」が並ぶ。
グリコの景品にも時代を感じる。 
 昭和映画のポスター、映画劇場。
 昭和のニュース映像コーナーもあった。
 それにしてもなんで、これらに「懐かしさ」を感じてしまうのだろう。それが不思議
だった。
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by nokogirisou | 2007-04-15 23:05 | 日々のいろいろ

コーチ!

 土曜日の職場はひしめいている。みんなよく働く。
 
けれども私は、土曜日の午後はテニスへいそいそと出かける。
せっせと仕事をしている彼女たちが気にならないわけではない
が…人生のすべてを仕事で埋め尽くせないのでテニスに行く。
 コートには笑顔のテニス仲間たちが集まっている。
 Kコーチの声がひびいている。
コーチの存在感は大きい。Kコーチがコートに入ると空気がしまる。
みんなの集中力が高まるのがわかる。
 ひとつのレッスンを組み立てるはけっこう面倒だと思う。
 ウォーミングアップをしてから、球出し、フォーメーションの練習
試合形式の練習、ゲーム。これを効果的に組み立てられるかどうか
はコーチの腕にかかってくる。Kコーチは練習構成が抜群にうまい。
わたしたちがぼんやりしている暇をつくらない。そしてすべての練習が
つながっていく感じがある。だから1時間半があっという間に感じられるし
動いたなという肉体的充実感も味わえる。
 Kコーチファンが多いのは頷ける。
 
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by nokogirisou | 2007-04-15 19:44 | テニス

歓送迎会

 昨晩は、市内のホテルの宴会場で、職場の歓送迎会だった。
一年で一番肩のこる、飲み会である。
 そのホテルでは、ほかの職場の歓送迎会もたくさんやっていて
混み合っていた。うちの職場の会はなんともほそながーい宴会場で
行われ、ちょっとした違和感があった。
 右はしのテーブルだった私は、退職者や、転勤した人たちのお顔が
まったく拝見できなかった。新任の方の様子ももちろんみえないのだ。
こんな宴会場があるのか…とびっくり。笑いがとまらない。
 しかし、幹事さんががんばってくれたおかげで宴会料理はなかなか
美味で豪華で、披露宴のようだった。
 ただ歓送迎会という会の性質上、席の移動が激しく、なかなか落ち着
いてたべていることができない。こういう席では、本音ではなく、たてまえ
の挨拶がえんえんと語られるしかない。しかたのないことだ。
 社交辞令の中にも、ふだんあまりしゃべったことがない方とことばを交
わせたり、なじめなかった新任の方のあらたな一面を発見して、ちょっと
した楽しみもあった。
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by nokogirisou | 2007-04-14 09:09 | 日々のいろいろ