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へりくつ

 
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 スーパーで子どもが泣いていた。
お母さんに叱られていた。
「へりくつ言うんじゃありません。お前がわるいんだから謝りなさい。」
けれども子どもは口をへの字に曲げて絶対謝らない。
 その様子を見ていて胸がつんとした。
 子どものころ、私はへりくつばかり言って親によくおこられたものだ。
けれども「へりくつ」が何なのかちっともわからなかった。
何がへりくつなのだろう?
 どうして親はわかってくれないのだろうと思った。どうして言い分を聞いて
くれないのだろうと思った。そして悲しかった。
 自分の正当性を胸の中で言葉にして叫んでいた。
 でも今になると、どうしてあんなことを平気で言っていたのだろうと
思う。まさに恥ずかしくなるほどの「へりくつ」を並べて言っていた。
親は、素直になれと私によく言ったものだ。
それなのに、私は理屈をならべて謝らなかった。いつからへりくつが
へりくつだとわかるようになったのだろう。
  気がつくとへりくつがへりくつだとわかるようになっていた。
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by nokogirisou | 2007-06-25 21:49 | 日々のいろいろ

ポセイドンからの夕日ふたたび

 
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 22日夏至の日の夕日はなかなかすばらしかった。私は寺泊で大事な会が
あり、職場から車を飛ばして寺泊に向かったのだが、雨上がりの空が赤紫に
そまっていくのを見て、感激した。梅雨の晴れ間の夕日は美しい。
 23日もう一度夕日をみたくて夕方青山海岸のポセイドンに行った。店主さん
も「昨日の夕日は、今年一番でしたね」という。早速昨日の写真を見せてくれた。
店主さんの写した夕日は、寺泊とはまた趣が異なってすばらしかった。雲が
なんとも幻想的なのだ。
 ポセイドンは海の波打ち際の音が大きく聞こえた。それに耳を傾けて、シーフード
のピッツァと鰯のスパゲティをいただきながら、夕日が傾いていくのを見る。
 10月までは、佐渡に夕日が沈んでいく。今日の太陽は大きい。雲に阻まれ
もうだめかと思う瞬間もあったのだが、最後に雲と雲の間から夕日が姿を現した。
みるみる佐渡に沈んでいく様子が力強かった。
 食後のレモネードを飲み干してポセイドンを後にした。
 満足満足。海と夕日とおいしい夕日。店主さんともお話できて、ほんとうに贅沢
な夏の夕方をすごすことができた。
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by nokogirisou | 2007-06-23 22:43 | 日々のいろいろ

ひさしぶりのテニス

 このところ、土曜日にばっちり仕事が入っていて、実に3週間ぶりにテニス
のレッスンにでかけた。最初は身体が覚えているかなと不安だったが、ショート
ラリーをしているうちになんとなくカンが戻ってくるような気がした。
 ところが最初のクラスは男性が多くて、ロングラリーになるとばしばし打ち込ま
れ、自分の力のなさを思いしらされた。そして苦手なボレーはますます苦手にな
なっていた。それでもテニスは楽しい。身体を動かすことは本当に気持ちよい。
 それにしても、急に暑くなり、流れる汗の量が半端でない。
 顔が真っ赤になっているのがわかる。久しぶりに運動した~という疲れもある。
2レッスン目は、汗だくのシャツを着替えて参加。けれどもすぐにまた汗をかく。
こちらはレギュラーなので、おなじみの皆さんたちと楽しくプレー。年も性別も関
係なく声をかけあう。スポーツも仲間が大事なのだと痛感。
 さて、今日は試打用のラケットが沢山でていて、私も新作ラケットにチャレンジし
たのだが、いつもとあたるところが違うのか、右手の人差し指の付け根に豆ができ
てしまった。最後の試合は痛くて痛くてたまらなかった。慣れないことはしないに
限る。
 
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by nokogirisou | 2007-06-23 21:32 | テニス

個人的に「むっ」としてしまうこと

  年甲斐もなく、むっとしてしまうことがある。
まだまだ修行がたりないなあと思うのだが。
まずは、母の態度。母はときどきヒステリーを起こす。今日は
父が遊びに出かけたために、朝から機嫌が悪かったので、注意
すべきだったのだが、うっかりしていた。
 仕事で帰りは遅くなったが、夕食を作ったのは私である。それを
母はすっかり忘れている。食後も流しの後かたづけをして自室に
戻ったのだが、階下から母の不機嫌な声がきこえてくるではないか。
「みーんなみーんな、私にばっかり仕事をさせる。私はみんなの
女中じゃないだ。みんな自分のことばかりして、私はみんなのた
めに朝から晩まで働いてばかりだ。」
被害妄想か。やりたくなければ、はらなければいい。それだけの
ことである。わざわざやらなくてもいいことを自分からやって、人
は、何もしないと責める。
 母は、食器乾燥機の中から、あつあつになった食器を棚に戻す
作業をしていた。冷めた後で、私がやろうと思っていた仕事である。
母は人にまかすことができないので、勝手に仕事をどんどん先に
すすめてしまい、やらない私を責めるのである。
おいおい、残しておいてくれればいいのに。むっ。しかし母の突発
的なヒステリーには、次第に同情を覚えるようになった。
 もう一つむっときたこと。
 今日職場で、無断で勝手に私個人のカラープリンタを同僚が
使っていた。私の顔を見ると
「ごめーん、20枚だけだから貸して、おねがーい」と甘い声。
そして、席をたった私が、戻ってきてみると、片づけることなく、プリ
ンタほったらかしに放置されていた。
 おいおい。それが人にものを借りるマナーかよ…と思ったが、何
も言わずにいた。むっ。みんな自分のことしか考えていないのであ
る。この私もふくめて。
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by nokogirisou | 2007-06-18 21:58 | 日々のいろいろ

ドゥロス号がやってきた!

 ドゥロス号が新潟港に寄港しているので、山の下埠頭まで行ってきた。ドゥロス号は
タイタニック号と同年代に建造された、現在世界最古といわれる客船だという。しかし
乗船した印象では、そんなに古い船という感じがしない。船内には、たくさんの本が陳列
され、本の市場のような雰囲気だった。
今は、客船ではなく、ドイツのキリスト教慈善団体GBA(Good Books for All)が運行し、
50万冊の本を積んで世界各国を回り、各港で本の販売や、慈善活動を行っているのだ。
キリスト教の布教か?と思うような聖書の宣伝コーナーもあった。世界各国からの
たくさんのボランティアによってお客は案内される。
 売られている本は私が見た限りでは、イギリスのものアメリカのものが多く、英語の本が
ほとんだった。 絵本は、日本のものとは趣がことなる。かなり色など強烈な印象。
 料理の本や地図が興味深かった。まあ、英語がそんなに得意でない私は字ばかりの
洋書はちょっと敬遠してしまうのだが…。
 船内ツアーや、ミュージックカフェ、「英語で話そう」などの企画もあったが、今回は
時間がなく参加できなかった。ちょっと心残りである。
 
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by nokogirisou | 2007-06-16 06:16 | 日々のいろいろ

マリヤ人形店のマッチ

 明日は、エキサイトの都合で、blogの更新ができそうにないので
今日、書いておこう。
 いつだったかの夕刊に燐寸倶楽部のことが出ていて、マリヤ人形店
燐寸を各種取り扱っていることを知った。
 以前おはなし会に参加したときに、ドイツ製のマッチケースとマッチがとて
もすてきだったので、それ以後マッチに興味を持っていた。マッチの匂いも
またなつかしいものがある。しかし、このごろマッチをくれるお店がめっきり
減った。
 昨日、たまたま歩いていたら、なんと「マリヤ人形店」を発見した。
アルペンブルーがたくさん咲く乱れる、すてきな店構え。店内はたくさんの
人形が並んでいるのが玄関ごしに見える。
 もう閉店の時間だったのだが、店主が好意で店の中も見せてくれた。
ガラス細工から市松人形、博多人形、フランス人形、あらゆる人形が
ならんでいる。今でもこんな夢みたいなお店があるのかと目を奪われる。
 店の奥にマッチコーナーがあった。どこでもすれるロウマッチ、復刻版の
レトロマッチ、英国王室御用達のマッチなどさまざまなラベルデザインの
マッチがたくさん並んでいた。昔なつかし、「桃印」「燕印」「象印」のマッチも
あった。こうして眺めるとけっこうおもしろいものだ。
 御礼をいって店を出ようとしたときに、みどりのガラスのカエルをみつけた。
カーブドッチガラス工房の松田さんという方が作成せいたガラス細工だった。
私は人目ぼれして、思わず買ってしまった。
 「無事かえる」カエルとして、今は玄関においている。
 とても幸せな時間だった。
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by nokogirisou | 2007-06-13 22:28 | 日々のいろいろ

MRI

 MRI初体験。
 身体を固定され、天上の低い機械の中に入れられ、40分ほど、仰向けで
そのまま。途中で点滴で造影剤を入れる。
 点滴をいれると、全身の血が身体の下に下がってくるような錯覚に陥る。
耳元ではガーガー、ボコボコと雑音がするのだが、その奥で、クラシックが
流れているのが聞こえる。
 「眠ってもいいですよ」
と言われたのだが、眠れるものではない。
 結果は…エコー等で白い陰となって見えたものは水だったという。臓器
そのものはどれも異常はないのだが腹水がたまっていることがわかった。
腹水そのものは、特に病気のせいでもないらしく、医者も原因がわからない
という。しばらく経過観察ということになった。目の方は依然として緑内障の
疑いが晴れず。
 とにかくグレーのままとりあえず検査は終わった。
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by nokogirisou | 2007-06-13 05:16 | 日々のいろいろ

三方六

 
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帯広がお菓子のおいしい街だということは、学生時代に帯広出身の友人
からさんざん聴いていたが、そのことは三浦綾子のエッセイにも書いてある
そうだ。
 その帯広友人から柳月の銘菓「三方六」が届いた。ふしぎな名前だがこれ
は開拓時代に燃料として使われた、薪の基準だという。ちょうど、薪のような
形のバームクーヘンだ。円柱を六分の一に割った感じ。
 その周りをホワイトチョコとミルクチョコでコーティングしてある。そのせいか
中のバウムクーヘンがしっとりしていえ美味だ。決して洋菓子屋のようなバタ
ー臭さや甘ったるさのない、そぼくなしかしやさしい味だ。
 北海道を旅したのは、もう10年近く前のことになる。「羊をめぐる冒険」の旅
だったように想い出す。昔は旅に出たいと思いつめると、すぐに実行に移せた。
貧乏旅行ではあるが、何もかもそのまま投げだし、なんとか旅に出たものだ。
しかし今では、時間が許さない。投げ出すことを許さない。旅に出ることがタブ
ーのような状況だ。
 三方六を食べながら、また旅を思った。 
 
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by nokogirisou | 2007-06-12 21:06 | 日々のいろいろ

人間ドック

 今年受けた人間ドックでひっかかってしまった。
仕事が休みだったので、病院に行って再検査したのだが医者の顔色
がすぐれない。どうも結果が思わしくない、というより、よくわからない
とのこと。詳しくもう一度検査する必要があるという。
 想定外のことだった。これまで病気とはまったく縁がなかったからだ。
 早速明日MRI検査となる。仕事のことや家のことがぐるぐる頭の中を
めぐる。今休んでいられないのに。
 あまり自覚症状がなかったので、ショックだった。
 また検査におもいがけない大金がかかるのにもショックだった。しかし
そんなことを言っていられない。思いがけないことが起こるのが人生。
しかし日常は何食わぬ顔で続いていく。
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by nokogirisou | 2007-06-11 06:00 | 日々のいろいろ

『シズコさん』

 月刊の『波』を楽しみにしている。新潮社の新刊紹介のPR誌なの
だが、そこに連載されている佐野洋子の「シズコさん」がとても好き
なのだ。シズコさんとは、佐野洋子のお母さんのお名前である。
佐野洋子のお母さんは、なんでもよくできるおかあさんだっという。
家事は万能、だけど、子どもを囲い込むようなところがあり、佐野
洋子自身はお母さんのことが好きではなないという。そのお母さん
も今は認知症となり、佐野さんがひきとっておられる。
 今日、月に一度のペースで会う仲間の間でこの『シズコさん』の
ことが話題になった。
「私、佐野さんの気持ちがよくわかるわ」
「うんうん、私も母が嫌いなのよね。いまだに子ども扱いして」
「うちの母も掃除洗濯、料理が完璧で私にいちいち指示してくるの
よね、もううるさいのなんの」
「グレートマザーなのよね。支配してくる」
などと意気投合してしまった。母親と娘というのはどこでもけっこう
難しいものらしい。みんなそうなのだ。そこに黒一点であったOさんが
「いや男にとっても母親の存在は、わずらわしいです。口うるさくて。
見守ってくれる母親ではないんです。」
と一言。
 とにかく母親というのは、そういう傾向があるらしい。悲しい存在だ。

  
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by nokogirisou | 2007-06-11 01:47 | 本と図書館