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察すること

 職場で、ほんのある時間、敬愛している職場先輩と2人きりに
なり、彼女の物語を聞いた。
 彼女は、大家族の商家に生まれ、典型的な昔ながらの家庭に
育ったという。その中でたくさん叱られ、たくさん鍛えられ、厳しく
しつけられたのだが、今になって何がいちばん鍛えられたかと
いうと「察する力」だという。叱られたくなくていつも年寄りや親の
顔色を伺っているうちに、今大人たちが何を考えているか、何を
自分に求めているかを察することができるようになったのだそうだ。
 子どもの頃はそれが嫌だったそうだが、今となるとその習慣は
とても役だっているという。生きていく上で、場の空気をよんだり
初めて会った人を観察したり、自分に何が求められているかを
察することは重要だと思う。彼女は気付かないうちにそれが習慣
となっていたために、人付き合いやコミュケーションにおいてあまり
苦労しないですんだそうだ。
 この物語は、とても示唆にとんでいた。
 自分はどうだったろうとふりかえった。
 共通するのは、私が母親の顔色ばかりうかがって生きてきたこと。
私もまた大人の様子をいつもうかがって、叱られないことばかり考え
て生きてきたのだと気付いた。さて、「察する力」はついているだろうか?
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by nokogirisou | 2007-08-30 23:30 | 日々のいろいろ

テニススクール

 毎日がどたばたすぎてしまい、更新が遅れている。
先日、8月も終わりに近づいてきたので、次のテニススクール先を
探さねばと別のスクールの体験レッスンにでかけた。
 うーん。高校生ばっかりではないか。
 コートは脚にやさしい絨毯ばりで、広々としている。天上も高い。
体操は、音楽と音声に合わせて一斉に行う。ふしぎなテニス体操だった。
早速ボレーボレーからはじまる。
それからラリー。
男子のボールの速いこと、強いこと。気合いを入れ直す。
球出し。
フォーメーションの練習
30-30からの試合練習。
所変わればレッスンも変わるのだと思った。これまではかならず最後に
ダブルスの練習試合があったのでそれがけっこう楽しみだった。
ちょっとさびしい。
コーチは若い男性で、なかなかいい感じの人だった。
とりあえず、しばらく続けてみることにする。
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by nokogirisou | 2007-08-29 23:12 | テニス

寿命について

 突然の訃報を受け、知人の通夜に参列した。入院中とは聞いていた
が、まさかこんなに急に。残された子どものことを考えた。
 会場は黒い人で埋め尽くされ、ざわざわとしていたのだが、スクリーン
に元気な頃の知人のスナップ写真が映し出されると、急にしんとして、
皆がスクリーンに集中した。鼻をすする音が響く。司会者の説明の声
だけが部外者のようで、そらぞらしく響いた。
 長いお経を聞きながら、自分の死のことを考えた。このごろ自分も
死といつも隣り合わせに生きていることを感じる。今日は、健康に平
和生きていられても、明日何があるかわからないという思いが最近
強い。年をとったからだろうか、災害や事故や事件が多いからだろう
か。焼香し、坊さんによる講話を聞いた。坊さんの話は、寿命だけは
どうにもならないというものだった。当たり前すぎてふしぎな気がした。
聞いたことのある話だ。「徒然草」の一節を想い出した。坊さんは知人
のことを知らないらしく、一般論しか話せないことを苦痛に感じている
ようだった。こんなに懇切丁寧な寿命の話は久しぶりだった。
 代わって喪主の御礼のことば。ここで会場の空気が変わった。マイク
をもった連れ合いの方は、饒舌に二人の出会いからこれまでのことを語
られた。10年来の静かな闘病のこと。完治の宣告を受けて、二人で祝杯
をあげてわずか1年ちょっとで再発したこと。子どもたちのこと。家族4人
の時間を大切に今日までやってきたこと。入院中、どんなに抗ガン剤治療
が苦しくても、彼女はいつもひとりで静かに耐え、つらさを家族にぶちまける
ことはなかったという。そして家族で別れのときを迎えられたことは幸運だっ
たと…。語らずにいられないという思いが伝わってきた。会場のあちこちで、
鼻をすする音がした。隣の方の涙がなんども落ちるのが見えた。自分も
また自然に泣いていた。会場の思いが一つになっていることをこの瞬間感じ
た。
 

 
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by nokogirisou | 2007-08-23 04:18 | 日々のいろいろ

人と人

 懐かしい人と、その仲間のみなさんとお会いした。
なんだかふしぎなつながり。住んでいるところも仕事も
年も男女もばらばらなひとたちが、同じ場所で楽しそうに
お酒を飲んでいる。初めて会ってもとても近く感じる瞬間
がある。
 人の縁とはふしぎなものだとつくづく思う。
 そのときだけのつながりもまたすばらしいのだが、
何年もつながっている人との関係もまたありがたいものだ
と思う。こんな風に感じるということは、ひょっとしたら私の死が
ちかいのかもしれない。大切な人には会っておきたいという思い
にいつも駆られている。
 でも、こういう思いは片思いのことが多いというのが常。
こちらが熱くなれば、相手はすーっと交わすもの。
お互いにお互いの存在が何者かなどということを確認しないまま
すれちがって生きていくのが日常なのかもしれない。
 たとえそうであっても大切だと思える人がいることを私はとても
幸せに思っている。
 
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by nokogirisou | 2007-08-20 22:48 | 日々のいろいろ

武相荘にて

 19日は東京に滞在した。いつかは行ってみたいと思っていた
鶴川の武相荘を訪ねた。そこは旧白州次郎・正子邸である。
白州夫妻は鶴川の農家を買って、昭和18年に引っ越してきた。
武蔵と相模の境にある地にちなんで、そして「無愛想」とかけて
この名前をつけたという。
 茅葺き屋根の母屋には、様々な骨董品が展示されていた。
そのひとつひとつの生活の品を眺めることが、味わい深く楽しい。
名前がつけられている故に趣があり、愛着がわくのかもしれない。
和の食器に、洋風の食べ物がもられているのがとても新鮮だった。
ひときわ気になったのが長いアップルパイとちいさなシュークリーム
だった。
 一番興味深かったのは書斎の本棚だった。割と最近の本と古い
全集本などが混交している。河合隼雄と小林秀雄の著作が目立った。
本棚というのは人を表すと思う。
 見学のあとにお茶処でお弁当をいただいた。白州さんが好きだったという
青山の「レ・クリスタリーヌ」から取り寄せたフレンチ弁当である。
 これがなかなかすばらしい、宝箱のようなお弁当だった。
 オードブルがタマネギのキッシュ 無農薬野菜のラペ 檸檬風味
 フランス産鴨胸肉の田舎風パテ
 サーモンのムース そしてチェリートマト
 
 メインが蒸したオマールエビとエストラゴン風味のマヨネーズソース
 和牛肉のステーキ ジャガイモのピューレパセリ風味添え
 ターメリックのバターライス
 
  にんじんのポタージュスープ

  デザートがパイナップルのコンポート パンプキンキャラメル風味
  フランス風シュークリームチョコレートソース添え

  こうやってメニューを書き出しているだけでわくわくする。料理とは本当に
 なんと奥深いものか。
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by nokogirisou | 2007-08-19 22:37 | 日々のいろいろ

名残惜しいテニス

 今通っているスクールも残すところあと1ヶ月弱。仲間に会っても
洗面所でも、「次にどこのスクールにいく?」という話題ばかり。
とても哀しい。ここがなくなってしまうことが信じられない。どんなものにも
終わりがあるということを思い知らされる。
受付のおにいさんもなんだかとても優しい。プロショップは最後のセール
を行っている。
 私は、まだ動き出せないでいる。他のスクールの無料体験に行かずに、
今のスクールにしがみついて夏のレッスンをできるだけ、受けるようにしている。
昨日は、最初に初心者コースだったときのコーチに久しぶりにおしえてもらった。
相変わらず毒舌。きびしいご指摘をうける。しかしテニスの試合の本質を教えて
もらったように思う。密度が濃かった。
バックハンドの甘さ、グリップの悪さを徹底的に指摘される。とほほ。5年前
を想い出す。のどかだったなあ。
 今日は、パワフル元気なKコーチ。ボレーのグリップが厚いよと注意される。
欠点はなかなか治らないものだ。Kコーチの練習は密度が濃い。テーマが
はっきりしていてわかりやすい。
 一回一回のレッスンがとてもいとおしい。ここのメンバーともコーチともまもなく
お別れ。本当にありがとうございました。
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by nokogirisou | 2007-08-17 20:54 | テニス

パラワンオオヒラタクワガタの羽化

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 今朝はびっくりした。洗面台の下になにやら黒いものがうごめいている。
まさか…。
 虫部屋に行って菌糸瓶を見ると、ふたがあいている。ずいぶんと長い間
幼虫だったパラワンオオヒラタクワガタがようやくさなぎの時代を経て、羽化
して自力で出てきたのだ。これまで、菌糸瓶の中で羽化したクワガタは、
私が掘り出してきた。自力で出てきたクワガタはこれが初めてである。
 パラワンはアゴが長く、胴も長い。オオクワとはスタイルが違う。縦筋もない。
しかし、なかなか動きに愛敬があって、かわいい。早速ケースにマットを入れて
樹液ゼリーをセットすると、飢えていたように食べ始めた。
 ちょっと愛着が出てきて、このパラワンは大事に毎日観察することにする。
実は、クワガタのブリードを今期からやめようと思っていた。諸事情いろいろある
が一番の理由は、クワガタは自然な状態でたくさん育ってほしいと思ったから
だ。ブリードを繰り返していくと、なんだかとても人工的で残酷なことをしている
のではないか…という気になってしまうのだ。
 しかし、このパラワンを見た瞬間、私の気持ちはぐらぐらした。クワガタのいる
生活の楽しさがよみがえってきた。
 とにかくこのパラワンと、今手元に残っているクワガタたちは大切に飼おうと
思っている。新たにブリードはしないが、飼っているクワガタたちをじっくり観察
して大事にしようと思っている。

 
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by nokogirisou | 2007-08-16 21:42 | クワガタたち

流れ星

  13日未明と14日未明
2日にわたって3時に起き、家の近くの駐車場に寝転がって星空を見る。
ここでは北東は、海の上。
新月のために星はくっきり見える。カシオペア座の近くにペルセウス座
がある。最初は流れ星より昴など見て楽しむ。
そのうちに流れ星が見え始めた。
 30分の間に大きいものが3こ、小さい流れ星5こを確認。
なにしろ流れ星は一瞬が勝負。ちょっと目を離していると見逃してしまう。
すりる満点の星空ウォッチングであった。
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by nokogirisou | 2007-08-14 10:30 | 星空

ペルセウス座流星群

 国立天文台では「流れ星を数えようキャンペーン」をやっている。
  今年も8月12日13日がやってきた。毎年この時期の名物は
ペルセウス座の流星群である。今日の深夜から明日の未明にかけて、
北東のペルセウス座付近の放射点から、1時間に50個ほどの流星が
流れるという。毎年同じ日にたくさんの流星が見られるというのは不思議
な気がするが、その理由が国立天文台のサイトにちゃんと説明されていて
納得できた。さて、今年、ちゃんと流星群が見られるだろうか。
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by nokogirisou | 2007-08-12 23:55 | 星空

『非常識力』中村文昭さんとの出会い

  中村さんのキーワードはたくさんある。
 一つは「役割」である。
「微力ながら僕にも果たす役割があって、その将来の『役割さん』から、
『上ばっかり見上げないで、周りをよく見てみなさい。今できることをやって
みなさい』と言って、試されているように思えてなりません。」
今できることをしないで、できないことの言い訳ばかり言うのは辞めようと
思う。
 1つは「自分のことで精一杯」は寂しい
私自身「いっぱいいっぱい」という言葉は使わないようにしている。
そういうと、みんなが自分から離れていってしまう。
周りも自分もよく見えるようでありたい。
中村さんのすごいところは、何気ない日常の生活にもあらわれている。
食べきれないものは注文しないとか、割り箸は使わないとか、コンビニで
おにぎりを買うときには、賞味期限の近いものから買うとか。真剣に環境
のことを考えるということはこういうことだと思う。
 1つは「予想を超える」である。
期待されていることを超える仕事をする。どうせやるなら、自分に誇りを持
てるように、人に喜ばれるようにする…ということだが、それだけでない気が
する。なんでも予定調和ではつまらない。予想を超えることで私たちは進化
するしわくわくするし、生きているという実感を味わえる。
 
 中村さんはニートやひきこもりの若者をひきつれて農業に取り組む
「耕せ!ニッポン!」やカンボジアに行って井戸を掘る「まいど計画」など
スケールのでかい仕事を楽しんでやっている。
 どれも一生懸命やっているが、無理はしない。自然体でやる。これが
長続きのコツのようだ。
 
 まだまだこの本の魅力はたくさん、ぜひ手にとってお読みください。 
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by nokogirisou | 2007-08-11 19:52 | 本と図書館