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同級生との再会

 高校時代の同級生が、出張で新潟に来ているというので
お昼を一緒に食べることにした。手紙や電話のやりとりは
していたが、実際に会うのは数年ぶりである。
 一気に高校時代にスリップする。彼女は当時の教師や
授業のことを事細かに覚えていて語るのだが、そのエピソ
ードのほとんどを私も覚えていて、タイムスリップする不思議
さを感じた。昨日の退職の会での思い出より、さらに昔の話な
のに、高校時代の記憶の方が新鮮で、きらきらして感じられる
のはなぜなのか。日頃思い出さない記憶を、ひさしぶりに辿った
からだろうか。あるいは、「高校時代」は特別なのか。
 職場での思い出は、実はそれぞれ思いが異なる。また一緒に
仕事をした時期や、空間がずれているので、懐かしさは「雰囲気」
が中心になる。しかし高校時代の思い出は、時間単位で共通である。
同じ場面、同じ空間を共有した、リアルでベタな思い出が現代にひき
ずり出されるのだ。
 そしてだんだんに現在の仕事のことへと話がうつっていく。
 相変わらず、彼女はタフで、転んでもただでは起きない人だった。
彼女は人事で憂き目をみたのだそうだが、そのつらく悔しい期間に
大学院に通って勉強し、キャリアアップをはかったという。また今でも
その勉強は続けているとか…。また勉強したことを形に残そうと論文を
書き続けているそうである。そういう真似は自分にはできないなと思う。
 私が好きなのは、雑学で、生活の中でちょこちょこと知ることが楽しい。
「学問」とはほど遠い。村上春樹も読みたいし、太宰治も読みたいし、
ヤナーチェックも聴きたいし、横坂源のチェロも聴きたいし、山崎まさよし
の新しいアルバムも聴きたいミーハーである。
 キャリアをアップする暇がない。とほほ。
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by nokogirisou | 2009-06-28 05:05 | 日々のいろいろ

寺泊 住吉屋へ

 お世話になった同僚の退職お祝いの会があり、寺泊の住吉屋に
行ってきた。
 シーサイドラインを走るのは気分がよかった。天気がよく、海が
夏色に輝き、運転そのものが楽しかった。この道を何度往復した
ことだろう。
 住吉屋の階段を上っていくと、主人の作なる絵画がいたるところ
に飾ってある。これがなかなか個性的でホテル内を明るくしている。
大胆な筆遣いと色づかい。構成は素朴なのだが、描いているその
土地に、作者がなみなみならぬ愛着を持っていることが伝わってくる。
不思議な魅力と雰囲気ををホテル内に醸し出していた。
 4階の広間では、すでに宴会は始まっていた。テーブルの上には
ごちそう満載。ひとつひとつ手がこんでいる海の料理だった。この部屋
からは夕日の眺めもすばらしいはずだが、ちょっと雲がかかっていて
残念だった。
 広間には、一緒の職場で働いていた懐かしい顔ぶれが集まっていた。
時間の流れを一気に感じた。自分も含めて、みんがな年をとっていた。
 第2の人生を刺激的に豊かにすごしている方も多かった。現役で働く
私たちが一番悲壮な顔をし、緊張していた。
 人生というのは本当にあっという間なのだと思う。退職された面々が
丁々発止とやりあい、華々しく活躍されていたのは、昨日のことのよう
なのに、今ではすっかり職場も変わり、世の中も変わり、世代交代も
進んでいる。今をしっかり生きなければと思う。私たちが退職したとき
にこんな元気が出るだろうか。こんなに楽しそうにできるだろうか。
 寺泊の風景は、昔とあまり変わらないというのに。
 
 
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by nokogirisou | 2009-06-27 08:48 | 日々のいろいろ

『アカペラ』山本文緒  新潮社

  「待望の復帰作にして最高傑作」と帯にあった。
本当に、いい小説だった。ひさしぶりに建前でなく
おもしろいと思える小説だった。無理矢理焦って
読むのではなく、何かに推進されるようにして物語り
を追った。
 3つの中編。どれも読後に何かささやかな幸福感
を予感した。
 血のつながらないじっちゃんとくらす健気な中学生
を描いた「アカペラ」。
 ダメ男を自称し、家出した実家に20年ぶりに戻って
きた春一を親友の武藤はスナフキンと呼ぶ。周りの
女の願いをすべて叶えようとするから逃げ出したくな
るのだと図星をつかれる「ソリチュード」
 病弱な弟と暮らす、静かに自分の人生をうけいれる
50歳独身の姉。そして、その姉弟に接近するココア
との不思議な関係を描く「ネロリ」。
 どれも「偶然」が物語を推進するが、それゆえに人生
のこまごまとした不思議を考えさせる。
 それにしても、やっぱり小説って学校の教科書で読ん
で、あれこれ勉強するものではないなと思う。こっそり、
一人で読んで、じんとくるものではないかと思う。
 小説には人生が描かれるから、死と性と暴力がつきもの
だ。これを明るい日向に持ち出して、あれこれと論ずるのは
ちょっとはずかしい。
 この小説には、普通ではないかもしれないが、うそっぽくない
「愛」が描かれている。それが魅力なのかもしれない。
 
 
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by nokogirisou | 2009-06-15 01:32 | 本と図書館

『おっぱいの詩』大原まゆ

  新聞で大原まゆさんの訃報を知ったのが先月。そのちょっと前に
図書館にこの本を予約していたので、ショックだった。
 また、『アマゾネスのように』という乳ガン闘病記を書き、昨年も
別のガンの闘病記を上梓した中島梓さんも最近亡くなられた。
 ガンは容赦なく生きようとする人の命をむざぼる。
 大原さんはエキサイトでblogを書いていた。ハードな闘病生活を
送っていた様子が伝わってくる。最後は弟さんの言葉で終わっている。
 『おっぱいの歌』は2005年に発行。映画化もされている。病気を前
向きにとらえ、感謝と希望を持ってつづった本だ。
 この本は予約でいっぱいだったようで、ようやく私のところに「貸し出し
可能」の連絡が来たのが昨日だった。今日図書館に滑り込み、一気に
読んだ。
 北海道発の明るく前向き、パワフルな本だった。21歳で乳ガンの宣告。
ふだんは本当に健康で病気に縁のない私だが、ほんのちょっと背中が
痛い、ほんのちょっと咳が出るだけでとても情けなく心細くなる。
体調が悪いと気分が滅入る。
 病気になることを想像するだけでこわくなる。
 それなのに闘病記を読むのが好きだ。
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by nokogirisou | 2009-06-06 20:53 | 本と図書館

3泊4日の出張

 山の方に長い出張で留守にしていた。大会参加である。
下界のことを知らずにすごしていたので、戻ってきてみていろいろな
ニュースがあって驚いた。
 それにしても、3泊、上げ膳据え膳というのは、ありがたかった。
宿の料理が手作りで、懐かしい味がした。山菜料理、山たけの
みそ汁。つやつやの魚沼産コシヒカリのごはん。
 最後のカレーライスも大鍋でつくった懐かしい味。ホテルやレストラン
のカレーとも家のカレーとも違う味だった。
 結局2週間の代行仕事の疲れをとる出張となった。
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by nokogirisou | 2009-06-03 06:13 | 日々のいろいろ

同僚倒れる

 連休後から調子を崩していた同僚の代行の仕事をしていたが
さすがに2週間続くと疲れ切った。やはり、職場には適性な人数
が必要である。また一人の欠員の分をカバーしあうのも、管理職
が考えるほど楽ではないのである。現場はとにかくギリギリ、余裕
のない状態で仕事をしているので、一人欠けるとぎすぎすしてくる。
 残された私たちも倒れそうになる。
 とうとう同僚が長期の病休をとることになり、代わりの方が来られる
ことにきまった。本当にほっとしている。
   
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by nokogirisou | 2009-06-01 05:45 | 日々のいろいろ