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結婚式と結婚披露宴

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 久しぶりに親戚の結婚式と披露宴があり、参加した。
親類がみんな顔を合わせるなごやかな時間であった。
老若男女、和洋さまざまな装いの人間が一堂に会する。
全く関係のなかった2つの家族と親類が集まる。考え
てみると、結婚式とはふしぎな会である。
 今回の式はチャペルで行われたが、オルガンと声楽隊
がすてきだった。なぜキリスト教徒でない2人がチャペル
でキリスト教式の結婚式をあげるのか、疑問ではあるが
本人たちが選ぶことである。現代では、宗教にかかわらず
チャペルで感動的な式をあげることが重要なのだろう。
 披露宴は、すばらしいおもてなしであった。最近シン
プルな披露宴が多かったので、とにかくごちそうと結婚
披露宴の見せ場の数々を楽しませていただいた。
 花嫁、花婿の出逢いは山で、二人の趣味は登山。
「山では、下界よりかっこよく見えるらしいんですよ」
と花婿が笑っていた。電撃的な出逢いから5ヶ月で結婚。
みんな驚いたが、結婚というのは、勢いが大事なのだろう
と思う。花婿は百名山を登頂した日に彼女にプロポーズし
たという。劇的である。
 二人が大好き同士だということが伝わってきて応援した
い気分になった。新潟らしい披露宴を十分味わうことができた。


 
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by nokogirisou | 2011-11-26 20:33 | 日々のいろいろ

矢野顕子と上原ひろみ

またまたNHKだがSONGSを見た。
矢野顕子と上原ひろみのデュオに圧倒された。気になる2人の共演。
2人は7年前に出会って、親しくつきあい、一緒に音楽を作ってきた
そうだ。
今回の番組では、二人の合羽橋の小さな旅と、スタジオでの息がぴっ
たりのライブを同時に楽しめた。
本当に鳥肌がたつほどのピアニズムだった。それぞれが、それぞれの
音楽の中にいるのに、2人寄り添う。互いのピアノを聴き合う。
どうしてぴったり合うのかふしぎだった。
ピアノってこんなにもすごい楽器だったのかと気づく。
 彼女たちの中にあって、わいてくる音楽が共通なのだろうか。
どういう練習をしているのだろう。形があるのに形がない音楽。
そして矢野顕子の歌声も魅力的だった。特に「月と太陽」
 感動の時間。
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by nokogirisou | 2011-11-23 23:38 | 音楽

NHK 「Rの法則」を見る

NHKEテレ Rの法則「聞きたい!本の謎」を見た。
高校生の読書の実態が少しわかり、興味深い番組だった。

 そもそも、NHKが「読書」をテーマにした若者向き番
組を作ったというところに驚いた。本の紹介、本のレ
ビュー番組はあるが、高校生の読書の実態をランキン
グで紹介する番組はめずらしいのではないか。貴重な
企画、勇気ある選択だったと思う。

 予想以上に小説を読んでいる高校生が多いことがわ
かり、ほっとする。風呂で本を読んだり、毎週図書館
にいくという女子高校生。ストーリーを可視化したり
気に入った台詞に付箋を貼って読む高校生もいると知
りうれしくなる。
一方「基本的に本を読むのが苦手なのですが…」
という本音をいう男の子もいて、これにどう対応するか
期待した。ところが、石田衣良に「好きなジャンルの本
を読めばいいんです」と答えられて終わっていたのは
残念だった。ここをもっと突っ込んで、深めてほしかっ
た。まあ番組の性質上仕方のない対応だが。

 作家サイドの話、編集サイドの話が紹介される
一方で、出演者の本棚が紹介されたり、高校生が
よく読んでいる本のランキング、詠んでいる場所の
ランキングが紹介されたりして、多彩な内容であった。


 ただ…欲を言えば
 「本」といってもまた、また読書といっても人に
よってとらえ方は様々だ。今後はぜひ「高校生と小説」
と「高校生と新書」などろいうテーマにしぼってもっと
奥に迫った番組作りをしてほしいと思う。
 出演している作家が一人なのも寂しい。作家もさま
ざまな人がいるので、ぜひ複数の作家のお話を聞きたい。
一人の作家が作家の代表のような発言をするのは無理
があるだろう。
 
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by nokogirisou | 2011-11-23 20:16 | 本と図書館

飽きないこと

土曜日の角野さんの講演ではないが、私が飽きないことは 何だろう?
私自身がふしぎに思いながら続けているのは やはりテニスだ。遊び
で初めて9年。スクールに通い続けて 8年になる。スポーツに縁がな
かった自分が、テニスを続けているとは。自分で自分が信じられない。
テニスは、私が日常的に使う頭とちがう部分の頭を使う。 最も戦略
的な思考をする瞬間だ。そして毎回試合のたびに 非日常的な緊張感を
味わう。そしてとても謙虚な気持ちになる。まだまだ、現在進行形で
成長できる部分があることを実感して、うれしくなることもある。
衰えの実感が多い中で、新たにできるようになることがまだあるのだ。
 ミスのたびに、私の人生の失敗と重なってくる。成功と失敗 の繰り
返し。しかし試合に勝っても負けても、またテニスをしたくなる。9年
も黄色いボールを追いかけていたとは信じられない。  
 また、テニスを通して、新たな人や世界と出逢うことができた。
テニスをしていなかったら出会わなかっただろう人とのつながりも多い。
ふしぎなことだ。決して熱心なプレーヤーではないが、のんびりこれ
からも続けていこうかなと思っている。
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by nokogirisou | 2011-11-23 03:46 | テニス

角野栄子お話会~物語の力~

 私は角野さんの本をそんなにたくさん読んでいないので行こうか、
行くまいか迷っていたのだが、朝の気分で出かける気になった。
最近私は、自分の内部の声に従って生きている。なんとなく気が進ま
ない時には行かない。何かそそられるおのがあったら出かける。
 結果的には行ってよかった。角野さんのおはなしに私は引きつけ
られた。
 彼女の原点は、5歳でお母さんが亡くしたことだった。どうにも
ならないこの世の大きな力を感じたという。5歳の角野さんは、何か
きっかけをみつけては、びーびー泣き、自分の存在を確認するために、
自分で自分が登場するおはなしを作っていたそうだ。

 もう一つの原点は大学卒業後20代でブラジルで2年間移民生活を
送ったことだ。当時、外国に行くには、移民という方法しかなかった
という。とにかく外の世界が見たくて、夫婦でブラジルにわたった。
 
 彼女の話の中で共感したのは
「飽きないことは好きなことであり、それ大切にするとよい。」
 飽きずに続けていれば、それが魔法になる。」

「好奇心旺盛でとにかく世界を見たい、自分の知らないところに
いきたい」という彼女の思いだった。
  
 彼女の好きなものは水平線とものを書くことだった。ブラジルに
いく船の中で2ヶ月間毎日水平線を見ていて飽きなかったという。
そして、たまたま恩師に書くことを勧められて、毎日書いて、書き
直す作業に飽きなかったという。それで角野さんは作家になった。

 私も好奇心の塊のような人間だ。そして旅が大好き。しがらみ
がなく、お金があったらずっと旅をつづけているだろう。
そして書くことが好きだ。私も、大学を出てすぐに生活に困らな
かったら、ものをずっと書き続けていたかもしれない。
 私は角野さんのように極められずどちらも中途半端だが思いは
よくわかる。(幸い、生活のために選んだ仕事も私は好きで飽き
ることがなかったので、ずっと続けている。)
 
 忘れてはならないメッセージがあった。
「発想は自由なところからしか生まれない。自分というものがない
とこれからは生きていけない。流されてはだめ。」
「思い出は、これからを生きていく力になる。物語を読み終わって
終わりのとびらを閉じれば、そこからはその人の人生、その人の世界」
 
 とてもいい気持ちになった。
 『魔女の宅急便』全6巻を読んでみたいと思った。
 
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by nokogirisou | 2011-11-20 20:25 | 本と図書館

清水克衛講演会

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 12日新潟県民会館で開かれた「清水克衛講演会」に
行ってきた。県民会館の前の桜が紅葉していて秋を感じた。
「人との出逢い、本との出逢いが人生を変える」
本当のことなのかもしれないが、ちょっと引いてしまう
ようなサブタイトルがついている。本は大好きだが本だけ
がすごいわけでなく、出逢いはすてきだけど出逢いだけが
人生を変えるわけでない。半信半疑で会場に向かった。

 会場は満員で、老若男女であふれかえっていた。その中
でも若い人が目立った。スタッフも若かった。手作り感の
あるイベントだった。入場口で手渡されたパンフレットは
ほとんど手書きであり、自主的な仲間でつくるイベントの
案内ばかりだった。 

 開始と同時にテレビ番組「エチカの鏡」のdvdが流され
た。10月の放映でちょうど清水さんが登場したのだという。
その中に彼が江戸川区篠崎町でひらいている書店「読書の
すすめ」も映っていたし、どんな本がおいてあるかもよく
わかった。おもしろいのは、新刊本ばかりでなく、古い本
をおいていることだった。しかもすべて店主である清水さん
が読んだ本であった。

 清水さんが、カリスマ性たっぷりのぎらついた人でなか
ったので安心した。清水さんが勧めるのは、アウトプット
の目的を持つ読書であり、ある意味、交流型の読書でもある。
そして、時代を超え普遍的な「たて糸」の読書である。それ
は個人的に閉じた、知識や知恵をためこむ読書ではないし、
時代や流行に流される読書でもない。

 清水さんの「読書のすすめ」は宗教でもなく占い屋でもな
く人生相談屋でもない。しかし、さまざまな悩みや、不安を
抱えている人が求めている本を差し出してくれる本屋である。
番組を見ている限り、手渡している本は直接、そのお客が抱
えている問題を直接解決するものではない。しかし、その本
を読むことで、思考の回路に変化を起こしたり、発想を変え
る視点がえられたりするようだ。

 今回の講演の中で、清水さんが強調されたのは「たて糸の
読書」の必要性だった。人としての本質を見失わない読書で
ある。現代のクレーム社会を憂えていて「自分の機嫌は自分
でとれ」「誰かのせいにするな」「歯をくいばってマイナス
思考や文句を我慢しろ」を自分に課していると言っていた。
これはまねしたいところである。
 
 その他のキーワード
  5パーセントの人(自己責任で考えられる上の心を
            持った人。)
  第2の矢
  
  他人に親切 オキシトシン分泌 
 
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by nokogirisou | 2011-11-13 22:28 | 本と図書館

「悪人」

 日曜ロードショーで「悪人」を見た。11時32分、見終わった
時に涙がとまらなかったのはなぜなのだろう。
 どんな物語もあり得なさそうで、実は大いにありうるものだ。

 たくさんの寂しい、心弱いひとたちが出てきた。孤独と貧しさ
は人間を、切り離し、言葉を失わせる。だれもが望んでそんな境
遇を望んで生きているわけでないのだが。もちろん心ある人たち
も出てくる。(矢島さん、バスの運転手、そして増尾の友人)
 事件の中で強くなれる人もいた。光代と祐一の祖母などだ。
 覚悟を決めたところから人は強くなれる。

 妻夫木聡演じる、祐一ははじめ、満たされないすさんだ目をし
ているが、光代と出会ってから、次第に目に輝きと表情が戻って
くる。出逢いは人を変えるのだ。なぜ二人が出会ったのか、なぜ
二人がひかれあったのか。それは理屈ではない。運命だろう。
 けれども、二人が離れがたくなればなるほど、祐一は「悪人」
のレッテルが貼られていく。

 「俺は光代が思っているほどいい人間じゃない」
 生きるということは、苦しいことだ…。
  
 
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by nokogirisou | 2011-11-07 00:19 | 映画

借り暮らしのアリエッティ×種田陽平展

 
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 映画『借り暮らしのアリエッティ』を見たのがついこの間のような
気がしていたが、もう1年以上経過していた。今回、アニメ映画の世界
がリアルに美術館内に再現されるというので、この展覧会に行くことに
した。私たちが小人を体験できるのだ。
 そこは楽しい世界だった。まるで遊園地のようだった。借り暮らしも
楽しそうだ。私たちの生活用品の数々が小人の生活に役に立っている。
アリエッティの部屋、ポッドの作業部屋、ホミリーの自慢の台所。一方
快適できれいなだけではない。ゴキブリもいれば、角砂糖をねらってい
るアリもいる。
 しかし、私が今回もっともおもしろかったのは、映画美術監督として
の種田陽平の仕事だった。映画のセットがこんな風にして作られている
ことを初めて知った。映画の脚本が書かれるのと同時に美術監督の仕事
は始まっている。どこの場所を舞台にするか。どんなイメージの場にす
るか。徹底的に考え、絵にしていく。そしてそれをもとに、セットが
作られていくのだ。その作業の総指揮をするのが、美術監督なのだ。
とても創造的な仕事だった。
 リアルな世界よりもできあがったセットの方がリアルで驚く。これらは
撮影終了とともに解体されてしまう。
映画を見るときに、もっと場や小道具に注目してみようと思う。
「悪人」のセットの一部も展示されていた。
最新作は三谷幸喜の「すてきな金縛り」だそうだ。
 
 
 
 
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by nokogirisou | 2011-11-06 23:31 | アート