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『太陽のパスタ、豆のスープ』宮下奈都著

新幹線の往復で読了。傷ついた女性が、周囲の独特な人々による、さりげない優しさの中で回復し、成長する物語。キーワードはドリフターズリストと一切のパンだ。ドリフターズとは、漂流者の意味。これが、すっかり自信をなくした明日を救う。キーパーソンは、叔母のロッカと幼馴染の京、同僚の郁ちゃん。
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by nokogirisou | 2012-06-24 20:23 | 本と図書館

イタリア料理 ラ・サリータ

 夕方、ちょっとしたお祝い事があって、イタリア料理の店ラ・サリータに出かけた。
 新潟にはおいしいイタリアンの店が多い。ラ・サリータもその一つだ。
 イタリアンの魅力は素材の組み合わせとその味の生かし方にある。
 今日のメニューは

 冷前菜 イチジクとマスカルポーネ、サンダニエーレの生ハム
    イタリア産プラッティーナとフルーツトマトのカプレーゼ
    佐渡産バイ貝のカルパッチョ、空豆添え
 温前菜 フランス産フレッシュホワイトアスパラのバターソテー
     トリュフオイル風味

 パスタ 佐渡産紅ズワイガニとプチトマト、ルーコラのタリオリーニ  

 メイン ハンガリー産マンガリッツァ豚肉の炭火焼き

 ドルチェ パイナップルとココナッツのタルトとカシスのソルベ

 コーヒー エスプレッソまたはレギュラーコーヒー

  新潟の食材とヨーロッパの食材が融合して絶妙。ハンガリー
 の豚は初めて食べたが、とてもやわらかくてコクがあって美味。
 生麺タリオリーニの歯ごたえもすばらしい。
 トマトがすべて甘くて太陽の味がした。

  レストランには私たちだけでなく、たくさんのお客がおり、
 それぞれが食べること語り合うことを楽しんでいた。
 料理を作る二人とホールの二人、すべて男性。タイミングを
 みながらサービスしている。当たり前だが、みなプロの目つき
 をして気持ちよい挨拶と対応をしてくれる。
  昼間の疲れやもやもやした思いを払拭してくれるような
 すてきなお祝いの席となった。
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by nokogirisou | 2012-06-23 22:41 | 日々のいろいろ

『植物図鑑』有川浩 角川書店

 私は植物に詳しい男に弱い。料理のうまい男にも惹かれる。
ある意味コミックのような予定調和の、恋愛小説なのだが、
ぐいぐいひっぱられてしまった。ひさしぶりに恋愛小説に浸
かった。いいなこんな恋愛…などと年甲斐もなく思ってしまう。
 まず、さやかと樹木の出逢いがあり得ないのに、リアリティを
覚えてしまう。有川浩の腕は巧みだ。そして野の花、食べられる
野草の勉強をしながら、二人の様子に釘付けになる。さやかは
樹木の個人的な領域には入ってはいけないと思っている。樹木が
なぞめいているところがいいのだ。さやかのほのかな恋愛感情と
二人互いに惹かれ合っている気配はあるが、なかなか本格恋愛に
進展しないところがいい。
 それにしても有川さん、野草と料理の勉強、かなりしたのでは?
野草と料理と恋愛の組み合わせが絶妙で読後感がすっきり。
 
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by nokogirisou | 2012-06-19 06:13 | 本と図書館

車いすテニスの会

 第15回車いすテニスの会に初めて参加した。
 これは、長谷川夫妻が地道に続けてきた会である。ヨネックスから
ラケットやスポンジボールを借り、新潟市ふれあいセンターから競技用
車いすを借り、マリンブルーテニススクールを会場に行われた。車いす
テニス協会の方が指導と実演をしてくださる。長谷川さんの人柄に私は
すっかり引き込まれ、今回参加することにした。15回続けるということ
は、言葉にできない苦労があったことと想像する。もちろんテニス部員の
1年生がボランティアとして参加する。
 生徒たちは、車いすテニスに対しても車いすに乗っている方に対しても
少しも迷いやとまどいを見せず、とても自然に接していた。そして積極的
に気配、目配りをしてよく動いていた。特に子どもたちと本当に楽しそう
に接していた。生徒たちも車いすに乗ってテニスを体験し、その難しさに
声をあげていた。車いすを動かし、ボールを追い、ラケットを振ることは
見ている以上に困難な作業で、生徒たちは四苦八苦していた。
 私はこれまで障害者スポーツには関わってこなかった。知らないこと
だらけだったが、自然にいっしょにスポーツすることにすがすがしさを
覚えた。
 
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by nokogirisou | 2012-06-17 20:45 | テニス

松丸本舗

 本屋めぐり。都会の書店は、それぞれ個性を出せる。
代官山のTSUTAYAの後に丸善丸の内本店に行った。TSUTAYAでは、2階のカフェで
1973から1975この「太陽」のバックナンバーを読んだ。この本屋はアート本と食の本
が充実しているが、児童書、教育書、文芸書は少ないという印象。
 丸善は四階にある松丸本舗がダントツ面白かった。ここは、丸善とは別店舗。
松岡正剛の千夜一夜と連動した本殿、著名人の本棚を再現した本家、シーズンテーマを
特集する本集、杉浦康平氏の装丁本を展示する造本などの、ゾーンからなる面白いコン
セプトの実験的書店。今は、情報Life日本のseason3の展示。ブックショップエディタ
ーというコンシェルジュのようなスタッフがいて客の相談にのってくれる。本の集め方、
並べ方がおもしろく、あっという間に一時間が経過してしまった。
丸善は文具が充実。思わずほしくなる商品の選び方と並べ方。何が他店とちがうのか?
観察に値する。
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by nokogirisou | 2012-06-11 18:44 | 本と図書館

本をめぐる旅

本好きの仲間とめぐる東京の旅。仕事も年齢もばらばらな集団と本をおいかけ旅するのは不思議な感じだ。東京には、たくさんの人がいて、様々な職業、商売、お店があることを再認識する。皆と語り合えて、情報を共有できて楽しいし、学びもあるが、なぜかずっと哀愁を感じている。子どもの頃にプールから上がった後に感じる、物悲しさを思い出す。
なぜなのかわからない。
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by nokogirisou | 2012-06-11 15:25 | 本と図書館

第5回アニマシオン読書教育セミナー

10日、東京サピアタワーにて開催されたアニマシオン読書教育セミナーに参加した。新潟大学の足立幸子准教授の講演会と質疑応答。
テーマは、「読書緑をどう評価し、どう育てるか」
まずは、日本の読書指導の特殊性を再認識させられる。日本では、切り取られた文章の詳細な読解のための指導が中心だ。読書は、それだけで価値あるとされ、本の紹介や読書への誘いはするが、個人の読書の中身や質にはずっとノータッチだった。読書評価をするには、まずは教師が、子どもたちにどのように読むことを期待するか意識し、明確にしなければならない。これまでの読書感想文などでは、その子が読書によってどう生き方が変わったかという道徳的評価が中心だった。しかしこれには違和感を感じていた。もっと本(テキスト)を最後まで読めたか、正しく読めたか、自分はそれをどう解釈するのか、などという点を評価したい。
今日は、海外のさまざまな、分析的で客観的な読書評価の指標を紹介していただいた。
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by nokogirisou | 2012-06-11 00:28 | 本と図書館