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大学入試直前特編授業

大変エネルギーを使うが、やり甲斐があるのが、高校3年の集大成のセンター試験後の特編授業だ。各教科科目で全力で準備する。 みな高校授業の最終形だという意識だ。入試直前だが、テクニックに走ることはない。最も生徒が主体的にとりくみ、本質的で熱くなる授業にするのが伝統だと言われている。まあ、生徒がどう受け取っているのかはわからないが。
初年度は、自転車操業の上、私がしゃべりすぎてなかなかうまくいかなかった。深く丁寧に本文を読み、条件に合わせて解答する方法をどうしたらみんなで体得できるか悩んだ。昨年度経験者と相談しながら今年はゼミ形式特編に取り組んだ。
幸いなことに、勤務校はできる限り、志望大学別の少人数授業を行っている。教材は、入試の過去問だが、各大学それぞれなかなか深く興味深い文章を課題本文にしているため、読み甲斐があり、設問も取り組み甲斐がある。
生徒はあらかじめ、本文を読み、解答してから授業に参加し、全員参加する。現代文は生徒が交代でMCをつとめ討論しなが進める。生徒の解答案がまとまったところで教員がコメントする。
古典では、参加者全員が輪になって順に解釈していく。わからないところ、意味不明なところは質問が出され、討論になる。生徒の主体性に救われた。
授業で取り上げられなかった過去問、受験生が少数で単独クラスに編成できなかった大学の問題は添削で対応した。一番勉強になったのは沢山問題文を読んで解いた教員だったかもしれない。
特編に限らず、普段の教科書の授業もゼミ形式でいけるのではないかと考えている。


# by nokogirisou | 2019-02-24 17:17 | 日々のいろいろ

「総合的な探究の時間」に向けて先進的に探究学習を実践している高校の総合的な学習の内容が紹介されている。自校生徒の課題を目標に校内研修会は、必須、具体的な3年間の全体計画を練る。探究課題は、地域創生、環境保全、エネルギー、商品開発、国際理解、防災を大テーマに設定する高校が増えているそうだ。
情報収集は目的を明確に、それにあった方法を、整理分析は情報収集した内容をどのように再構成するかが重要だとあるが、そこについての詳細は書かれていない。
私が、注目し、自分だったら取り入れたいのは、探究の過程を3年間で何度も繰り返すこと。埼玉県立越谷北高校は、その取り組みをし、「スパイラルを短くすると生徒の考える材料が増えて思考力が高まり、段階的にテーマ設定を広げていくことで、思考力・判断力・表現力を磨き、協働性・学びに向かう姿勢が育成されるのではないかと感じました」という点に共感する。
最後の田村、廣瀬の対談で話題になっていたがら探究のプロセス、手法の共通性を見出して、整理し、先進的とりくみの知見わ集め、ある程度の総合スタンダードを示す必要性が提案されていたが、まさに今、それが求められているように思う。

# by nokogirisou | 2019-01-06 12:24 | 本と図書館

12月15日土曜日にだいしホールで行われたヴァイオリン・デュオ・コンサートを聞きに行った。
プログラムは
プレイエル
6つのデュオ作品48より
プロコフィエフ
ヴァイオリンソナタ
バルトーク
44の二重奏曲

チャイコフスキー
 くるみ割り人形 より
サラサーテ
 チゴイネルワイゼン

アンコール モンティ
チャール・ダッシュ
デュオの曲は、あまり知られていない曲が多い。プレイエルのデュオ曲は初めて聴いたが、心地よく、その世界に入り込める楽しい曲だった。バルトークも民族色溢れる短い曲が面白かった。今回のコンサートは、主催者側からポピュラーな曲をというリクエストがあったので、ほかにデュオにアレンジした名曲をたくさん披露してくれた。曲の説明や聞きどころの紹介があって集中して演奏を聴くことかできた。
同じ新潟出身、同じ桐朋学園大学出身で、身近な二人だと思っていたが、デュオ演奏は初めてだという。
ふたり息の合った、しかしタイプのことなるヴァイオリ二ストによる、楽しい演奏会だった。鍵冨弦太郎の曲の理解と息づかいに関心を持った。奥村愛さんはお姉さんのように落ち着いていた。


# by nokogirisou | 2018-12-23 22:30 | 音楽

愛着珈琲出湯温泉喫茶室

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12月14日開店した愛着珈琲出湯温泉喫茶室にやってきました。店内にはマスターの愛着ある品物、カメラ、絵画楽器が並び、ジャズがながれ、穏やかたでゆったりした雰囲気が漂います。Cafe砂場時代と変わらぬ味の美味しい珈琲とチーズケーキをいただきまさた。鄙びた出湯温泉街にこんな素敵な空間と時間を味わえる場所があるとは幸せなことです。
# by nokogirisou | 2018-12-16 12:02 | 日々のいろいろ

調べもの

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調べたいことを持っている、というのは幸せなことだ。
ネットですぐに解決できることでなく、時間とエネルギーが必要な しらべもの。最近はインターネットで調べることが普及する前に比べて、本当に調べものが、簡単になったが、それでも、まだわからないこと、手にいれにくい情報、資料は山のようにある。
地元の図書館である資料のレファレンスを依頼したところ、国立図書館関西館、東京都立中央図書館、東京都立多摩図書館にあることがわかった。コピーするには分量が多いということで、一番近い都立中央図書館に出向いた。2年ぶりだったが、一階にカフェができ、音声映像コーナーは一階に移っていた。荷物も持ち込み可能だった。やはり、じかに資料を手にとって読む、確認するというよさを実感する。
学生時代に通っていたときと、基本的な雰囲気は変わっていないのだが、この20数年間で利用勝手は随分よくなっている。そして、この図書館のある有栖川記念公園が私は大好きだ。1日がかりの調べをしてそそくさと帰る。


# by nokogirisou | 2018-09-24 16:40 | 本と図書館

どう働くか

目の前にはやらねばならない仕事が山のようにあるけれど、それだけに熱心になり、それだけに終わっていると
結局、目の前の生徒に対してすら何も還元できずに終わってしまう。自分がだんだん空っぽになっていく。
インプットが足りない。
目先の予習、目先の会議の準備だけではだめなのだ。
直近の仕事をしつつ、先のことも考え、今すぐ役にたたないことにも関心を持ち続けること。そして、中長期的なテーマを持ちつづけること。もちらん遊びも。

# by nokogirisou | 2018-09-24 08:29 | 日々のいろいろ

『高校の国語授業はこう変わる』(大滝一登 髙木展郎編著 三省堂)の第3章はQ &Aだ。
多くの高校国語教員の頭の中はハテナでいっぱいだろう。
学力でなく資質・能力とは何か。その育成とはどうすればできるのか。
「論理国語」と「文学国語」を生徒全員に両方履修させることは現実的にできる
のだろうか。
実態のない「実用的な文章」は、教室で読む意味があるのだろうか?
具体性がないと生徒たちは読むモチベーションんを失うのではないか?
観点別評価は、授業と評価の一体化に本当に役立つのか?

Q&Aを読んでもまだ私はわからない。

とにかく新しい学習指導要領では、これまでの教材中心主義を批判している。
これまでは、たしかに定番教材があり、教材の読解理解が授業の中心だった。たしかに、生徒に読ませたい教材はある。しかしだからといって教材の中身だけを教えていたのではなく、教材はあくまで手段で、読みの体験を
通して読解スキルと言語技術を習得させていた面もあるのではないか。

評価の仕方についても疑問が残る。ペーパーテストは学んだことの再生の正確性や知識の
習得量をみることが主とされてきたとあるが、思考力を試すペーパーテストも十分
ありうる。
もちろん成果物やパフォーマンスも評価していくべきだと思う。しかし一人の教員が担当
する生徒が今のように多い状況で、毎時間効果的な指導や評価ができるだろうか。相互評
価や自己評価を活用したらいい、という声もあるが、それで資質・能力が向上するだろう
か。指導者が直接指導、評価しないわけにはいかない。
しかも教員がそれぞれの主観で評価していてよいわけがない。教員の評価のチカラを高め
る研修がもっと必要であろう。

これから危惧されるのは、やはり古典教育、文学教育の劣化だ。芸術と同じような、その
道に進む生徒だけが特別に学べばよいという扱いになりそうではないか。






# by nokogirisou | 2018-09-22 23:09 | 本と図書館

透明なゆりかご


金曜夜10時からのNHKのドラマ全10回をずべて観た。一話一話が濃く、
印象深い作品だった。映画でもなくコミックでもなく、テレビドラマ
だからこそ描けた世界や雰囲気があった。
命をめぐるさまざまなケースをとても丁寧に描いたドラマだった。
時代設定が1997、1998年なのがまたよかったかもしれない。
ナースキャップと「看護婦さん」の時代である。
清原果那の演じる淳看護生、青田アオイさんと彼女のアルバイト先
である由比産婦人科のスタッフたち。みなそれぞれ重たい人生を
抱えながら、命の誕生と死に真摯に向き合い続けている。
仕事として他人の人生に関わっている。そのまなざしと距離感に
救われる思いがする。
ー他人の気持ちはわからない。
 だから一生懸命考えて
 それがよかったと信じるしかない。ー


# by nokogirisou | 2018-09-22 01:16 | 日々のいろいろ

『高校の国語授業はこう変わる』(大滝一登 髙木展郎編著 三省堂)
第2章には、資質能力を育てる授業プランが掲載されている。必修の「現代の国語」の【書くこと】の授業の単位時間数が多いことに驚く。作文を目的にした授業ができるのはありがたいが、教員の授業デザイン力や、評価力が問われると思う。【読むこと】の授業も生徒個人の主体的な読みの姿勢が問われ、複数の文章を読み比べたり、自分の読みを他者の読みと相対化したりする授業か提案されており、これまでの「定番教材」を読解していく授業とは趣が異なる。古典も時代の異なる複数の作品を読み比べたり、古典と翻案小説を比較して読むなど、これまでの訓詁注釈を超えた、俯瞰的で総合的な国語力の養成が求められている。
しかし、古典を読みこなすには、やはりかなりの基礎的なスキルが必要で、その指導の時間も無視できないだろう。それについての授業提案は、本書には書かれていない。
「自分の考え方や事柄がらが伝わるようにレポートを書く」「複数の文章を読み比べて、理解したことを発表する」「成立した時代の異なる作品を読み比べる」など
「現代の国語」の授業では思考ツールや考えるための技法、探究マップの活用が促されている。総合的な学習のレポート作成を思わせる内容だが、概してレベルが高く、高校1年生に実施可能か不安になる。



# by nokogirisou | 2018-09-20 23:32 | 本と図書館

新しい学習指導要領になって、一番の変化が求められているのは、国語だよ、と言われている。
本当だろうか。さてどう変化すればよいのか。
『高校の国語授業はこう変わる』(大滝一登、髙木展郎編著 三省堂)を読み進めながら、考えたい。

これまでの高等学校の国語教育では、たしかに教材の正確な読み取りが中心に行われてきた。その方法は訓詁注釈的で、学年や学校で共通の方法と考査で管理されてきた。知識とスキルの定着が何よりも求められた。なかなか教師個人で好きなように 授業ができなかったのが現状だ。また、教材ありきで、定番教材があり、教材を教えることが、国語の授業だった。
これからは、資質、能力ベースの単元構想が必須になり、分野を越えて題材を組み合わせたり、同一分野で複数の題材を組み合わせて授業していくことが求められる。授業のデザインを授業者が主体的に行わねばならないし、参加する生徒たちが主体的、対話的に学べ授業にしなければならない。これは結構ハードルが高い。
評価もこれまでのような設問形式の考査だけでは行われなくなるだろう。レポートなどの成果物、発表などのパフォーマンスの評価が必要になる。そこでまた、客観的な評価をどうするべきかという議論が起きることがだろう。
これまでの国語教育に閉塞感を感じてきた私は、方向性としては、歓迎している。しかし各論になったり、現実場面で考えることになったりすると、疑問や不安を抱かずにはおれない。




# by nokogirisou | 2018-09-17 20:02 | 本と図書館

感じたこと・考えたことを忘れないために。