カテゴリ:音楽( 55 )

 
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 13時会場、13時半開演。自由席だったので12時に
会場の「りゅーとぴあ」に行ってみたら、すでにコンサ
ートホール前に20人ほど並んでいる。今回はヤマハ新
潟店設立35周年記念のリサイタルだそうだ。ヤマハ関
係者の姿が見えた。
 私は待ち時間にたまたま『神様のカルテ』を読んでい
たのだが、後ろに並ぶ60代くらいの女性たちが、この
映画のことを話題にしていた。「桜井翔くん、いい男よ
ね。」「あの映画は泣きそうだから、一人で見にいかな
いとね」「あのテーマ曲は辻井伸行さんの作曲と演奏な
のよ」と盛り上がっていた。青春まっただ中のようだ。
 ようやく開場。私はミーハーにも中央のかぶりつき。
私の隣には、白いドレスをまとった女性と、和服姿の女
性がすでに陣取っていた。たまたま一つだけ空いていた
のでラッキーだった。
 ピアノは前回の演奏会のときはスタインウェイだった
が流石に今回はヤマハである。フルコンサートグランド
ピアノCFX。なかなかいい音だった。2000万円近く
するピアノである。
 前半のプログラムは昨年、生誕100年だったショパ
ン。作られた順にくまれていて、横山氏が曲の解説をし
て弾いていく。ショパンの作曲当時の状況をわかりやす
く語ってくれた。その話しぶりは謙虚な印象を受けた。
 1バラード1番
 2ノクターン20番遺作
 3幻想即興曲
 4スケルツォ2番
 5子守歌
 6舟歌
 7ポロネーズ6番「英雄」

 後半は10年前に横山自身が作曲した「祈りのバラー
ド」でスタートした。10年前の「同時多発テロ」のこと
もふれていた。もうそんなに経つのか。
 あとはすべてリストの作品。リストは今年生誕200年。
リストの曲はmcなしで一気に弾き進められていった。

 8横山幸雄 祈りのバラード
 9伝説Ⅰ
10シューマン=リスト 献呈
11オーベルマンの谷
12超絶技巧練習曲集 4,9,10番
13ラ・カンパネラ
 アンコールは リストの「愛の夢」と
ショパンの「革命のエチュード」
 
 メリハリのある演奏だった。一つの曲の中にも
メリハリがあり、プログラムの中にもメリハリが
あった。高音がとてもよく響いていた。
曇りのない明快な音色。
ショパンのバラードと英雄ポロネーズ、
リストの伝説Ⅰとラ・カンパネラが圧巻だった。
私のとなりの女性は、感極まって涙を流していた。

 テンポが安定していて、大事な音をしっかり
鳴らしてくれるので安心感がある。さすがに超絶技
巧練習曲の後お疲れだったようで、顔は汗だくだった。
 アンコールもまたく手抜きなく弾いてくれてうれし
かった。
 やはり、最近聴いたピアノリサイタルの中では
ダントツの満足感を得られた。クリアな音と圧倒的な
ボリューム。ショパンの世界とリストの世界の弾き
分け。
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by nokogirisou | 2011-08-28 23:01 | 音楽

情報は飛び込んでくる

 「豆煎坊」にはコンサートやリサイタルのポスターが
たくさん貼ってある。
 なにげなく眺めていて、私は横山幸雄の新潟でのピアノ
リサイタルのチラシを見つけた。え?まったくノーチェック
だったことを恥じた。ホームページを頻繁に見ていたつもり
だったが…。
 昨年の5月4日のショパンピアノソロ連続166曲コンサ
ートの模様をテレビ録画で聴いて以来だ。その後の彼の演奏
には興味があった。リサイタルは8月28日だ。まだ間に合
う。もし豆煎坊に来ていなかったら、私はこの情報をしらず
にいたかもしれない。求めていれば、必要な情報はやってくる
と私は信じている。迷わず、私は「りゅーとぴあ」にチケット
を買いに急いだ。
 ある演奏家を好きになるというのは、不思議な心理だ。
どんなにうまいと言われる演奏家にも、どんなにルックス
のいい演奏家にも全く食指が動かないこともあれば、ある日
突然夢中になることもある。たまたま、出会った演奏にそっ
こんファンになることもある。
 横山幸雄というピアニストは、私にとってまだ未知な部分
があるので、気になる。手放しでファンだとはまだいえない。
しかし、新潟にきてくれるならぜひ聴いてみたい。
 私はつぶのそろった、しかし無表情ではない、クリアな
ピアノの音が好きだ。さて、28日の演奏はどうなるのだろう。
夏の終わりで、気持ちがめいっていたが、一気にテンションが
高まる。なんと単純な私。
 
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by nokogirisou | 2011-08-20 20:05 | 音楽

上野千鶴子「声」

 上野千鶴子の学術論文以外の著述はできるだけ読むようにしているが、
彼女のエッセイと俳句を私は秀逸だと思う。
 エッセイ集『ひとりの午後に』はNHKの「おしゃれ工房」という雑誌との
コラボで生まれたという。この本についてはまたのちほど書きたいが、
その中の「声」というエッセイにとても共感を覚えたので、忘れないうちに
記しておこう。
 上野はヴォーカルが聴けなくなったプロセスをテープを逆戻しするよう
にたどって、女性ヴォーカルを聴くようになっていったという。
 私と共通なのは、彼女がオーケストラを聴けなくなり、室内楽が好きだ
という点。楽器の中で管楽器がだめになったというところ。管楽器は息を
吹き込む楽器だからだろうか。ヴォーカルは論外になったという。
 私もあるとき、オーケストラがまったく聴けなくなった。CDを流しても
おしつけがましくて、止めてしまうということがあった。今はライブやFMな
らオーケストラを喜んで聴くが、CDを部屋で聴くのは必要に迫られたとき
と、ライブの予習と復習(笑)のときである。
 人の声はだめだった。オペラのアリアも歌曲も聴いていて苦しくなった。
特に女性の声がだめだった。まったく歌をきけない時期があった。

 それが聴けるようになったのは、上野千鶴子と同じくフィリッパ・ジョルダーノ
を聴いてからだった。サラ・ブライトマンも聴いた。そして、以後人の声を聴け
るようになった。なぜそうなったのかわからない。吹奏楽も好きになった。
ただし、上野も書いているように女性の歌声を聞くには、聴く側の体力と気力がいる。

 音楽を聴くという、ただそれだけのことが聴く側の精神や体力ととても大きく
関わることを痛感する。
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by nokogirisou | 2011-06-25 09:28 | 音楽

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 清塚信也を初めて知ったのは、映画「神童」だった。松山ケンイチの扮する
音大をめざす浪人生ワオのピアノ吹き替えをやっていたので、その名前を知
った。その後「のだめ」の千秋真一のピアノ演奏の吹き替えもやっていたという。
それでちょっと気になるピアニストだった。
 その清塚信也が新潟に来ると聞き、ふらふらと出かけてきた。世の中には
様々な趣味や好みがあると思うが、私にとっては、生のクラシック音楽を聴く
ことが、何よりわくわく、命の洗濯である。私はどちらかというと、大編成の
オーケストラよりも室内楽や、器楽演奏が好きだ。自分の中でピンときた
コンサートやリサイタルは、衝動的にチケットを買ってしまう。何がなんでも行って
しまう。それで家族の顰蹙を買っている。今回は風邪がまだ完全に治っておらず、
咳が出ないかととても心配だったが、ヴィックスドロップを大量に持って行ってきた。
 席が、一番前の八番で、残念ながら、清塚さんの後ろ姿を見ながら聴くかっこう
になってしまった。ピアノはスタンウェイでなく、YAMAHAのものを使用していた。
 とにかくトークが圧巻。クラシック音楽のバッハ以降の流れと音楽家のエピソード
をとてもわかりやすく、おもしろく語る。ちょっとしゃべりすぎか…と思うところもあっ
たが、お客さんに対するサービスなのだろう。曲目もベートーベン、ショパン、リスト
ドビュッシー、ポンセ、ガーシュインとポピュラーな曲をあれこれ多様に披露してくれる。
サービス精神旺盛、営業熱心なことがよくわかる。

 場所のせいか、ショパンがやや音色がこもったり、響きが重なって聞こえてしまった
のは残念だが、リストのラ・カンパネラは迫力があり、美しかった。またメキシコの作曲家
ポンセの間奏曲やガーシュインのラプソディインブルーがとても面白く印象に残っている。
その他NHK大河ドラマ「龍馬伝紀行」のテーマ曲やアンコールで披露した、オリジナルの
「Fortuna〜フォルトゥーナ」は清塚さんらしさの出た、すてきな演奏だったと思う。テクニ
ックのある人だし、頭のよい人だということがよくわかった。ジャズも得意なようだ。器用貧
乏に陥らず、自分らしさの出る演奏をさらに続けていってほしいと思った。 
 
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by nokogirisou | 2011-05-28 00:58 | 音楽

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 5月1日からラ・フォルジュルネ新潟が始まっている。今年は
「ウィーンのベートーベン」というテーマでかなり大がかりな音楽祭
となった。
 震災の関係で、チケット発売が遅れたり、出演予定の外国人演奏
家が出演キャンセルをしたりして、紆余曲折を経ての音楽祭である。
 私は、音楽文化会館で鍵冨弦太郎のヴァイオリンと横坂源のチェロ
をなんとしても聞きたかったので、その二公演のチケットを発売日に
購入した。(おかげで前の席をとることができた)
しかし、現地にいってみると、会場全体がお祭りムードで、もっともっと
聞きたい気分になる。しかしみなすでに満員御礼のシールが貼ってあ
るではないか。あきらめるしかない。
 芸術文化会館りゅーとぴあの周辺は老若男女であふれていた。

 まずは鍵冨弦太郎。前回、音楽文化会館でリサイタルをやったときに
比べて格段に成長していることを感じた。
 韓流スターのような面持ちで登場。ヴァイオリンをかまえると表情が
変わる。空気中に音をつかまえるようにベートーベンのヴァイオリンソナタ
第9番イ長調「クロイツェル」を熱演した。高音部の繊細さと、低音部の
豊かさ。音色が心地よい。そして、とにかく全身でうたっている感じがした。
 テンポは速く激しく、若々しい演奏だった。その後のロマンスはゆったり
として、気持ちよく弾いていた。本当にかっこいいおにいさんだった。

 清心女子高校校中学校のハンドベルの演奏を聴きながら、お茶をのみ
心を落ち着けてから、横坂源の変奏に向かう。
 横坂くんは、鍵冨くんより、ちょっとワイルドな感じ。目はくりくりとしている。
ピアニスト、エマニュエル・シュトロッセとのコミュニケーションをとる様子が
よかった。
ベートーベンのチェロソナタの四番を演奏してから、暗譜で三番の演奏に
移った。彼三番への意気込みを感じた。かれもまた、音をつかまえるような
演奏だった。全身でチェロを格闘。目をつぶっている時間が長い。すべて
ベートーベンの音楽が自分の中にあるといった様子だ。汗だくであろう。
 力強く弾くので、第一楽章の途中で、弓の数本が切れた。しかし少しも
気にせず演奏を続ける。余裕を感じた。
 すばらしい演奏だった。

 全くタイプの異なる二人だが、新潟出身の若手演奏家の存在感にうれしく
なった。
 やはりCD演奏より生の演奏の方がずっといい。音楽はライブで楽しみたい。
音楽は空気と時間といっしょに味わうものだ。この緊張感と集中力がたま
らなく好きだ。ラ・フォルジュルネを堪能した。
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by nokogirisou | 2011-05-08 17:37 | 音楽

新潟市の市民創造ミュージカル「大いなる遺産」を見にいってきた。知人が出演
しているので、見にいったのだが、想像以上にこのミュージカルがすばらしく、
ぐいぐい舞台に引き込まれた。
 派手な舞台装置もダンスもないのだが、演出がとてもうまく、出演者を上手
につかって、舞台の上が七変化した。墓場の主たちが、あるときは馬車になり
あるときは舞踏会の踊り手たちになり、あるときは黒子になる。もちろん歌も歌う
し、大道具にも変身する。
 ディケンズの大作を原作とするので、いったい3時間弱でどのようにまとめる
のか興味があったが、壮大なスケールの人生劇を、なぞときを絡めながら、
「愛」をテーマに描いていた。省略するところは大胆に省略し、苦悩するピップと
人柄のよいジョーの魅力が光った。対照的な2人の女性、少女時代のエステル
とビディがどちらも魅力的だった。
 音楽は宮川彬良さん。彼のピアノはいつもののようにすてきだった。それに
しても宮川さんの精力的な音楽活動には脱帽である。
 ミュージカルへの熱が再燃する。学生の頃味わった劇場でお芝居を観る楽しさ
を思い出した。
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by nokogirisou | 2008-12-18 00:46 | 音楽

  千住真理子のヴァイオリン演奏には様々な評価があるが、今回
の演奏会を聴いて新たな発見があった。彼女は彼女のオリジナルな
ジャンルと表現方法を洩っているということだった。他のヴァイオリニスト
との比較はあまり意味がない。
 そして彼女は舞台演奏家として、やはりプロであり、お客さんを楽しま
せてくれるのだ。彼女の信念は、いつも「演奏は、観客とともにつくるものだ」
である。ライブでは観客との心の交流会がり、同じ曲を何度演奏してもみな
違い、いつも新たな発見があるという。演奏が終わると、丁寧に観客席の上
のすみずみまでよく見て胸に手をあてて感謝の挨拶をする。その姿がとても
すがすがしかった。
 千住真理子は新潟によく演奏に来るのだが、私はその多くの演奏を聴い
てきた。彼女の演奏のひとつの転機はストラディヴァリウスとの出会いだろう。
明らかに楽器が変わってから彼女の音色は変わったと思う。
 今回の演奏会は、タイトルのように、兄の作曲、あるいはアレンジした曲
を兄の指揮でスーク室内オーケストラと千住真理子が演奏するというもの
であった。兄は真理子のためにバッハのメヌエットやブラームスのアダージョ
をアレンジし、真理子のために楽曲を作っている。この兄妹のコラボレーション
はそれでもう一つのオリジナルなスタイルなのである。この2人の結びつきと
共演は他の演奏家では真似できないものである。互いに信頼しあって、美しい
音色を求めていることが伝わってくる演奏だった。
 新鮮でとてもすてきだったのが、ヴィターリのシャコンヌで、もう一度聴きたい
と思った。それから病のため眠れなくなった母のために作ったという「ララバイ」
と絵描きの長男を含めて兄妹3人の合作である「四季」はスケールが大きくて
冒険あり、躍動的でいい曲だった。
 千住兄妹はこの路線でいくのだろう。
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by nokogirisou | 2008-12-03 23:42 | 音楽

『夕暮れ』

 沢知恵のCDで知った歌で、歌詞が気になって調べたら、
ブルーハーツの甲本ヒロトの歌だった。カヴァーは新しい
発見を促す。ブルーハーツが歌っていたこの歌を知らない
私を、立ち止まらせる。それにしても歌が人の心をとらえる
力のすごさを思い知る。
 それは、山崎まさよしのカヴァーの中の「アンダルシアに
誘われて」の世界を知ったときも感じたものだ。かっこつけ
ているのだが、そこにリアルな愛を感じたりする。

『夕暮れ』 詞・曲:甲本ヒロト      

 はっきりさせなくてもいい あやふやなまんまでいい

 僕達はなんとなく幸せになるんだ     


 何年たってもいい 遠く離れてもいい       

 独りぼっちじゃないぜウインクするぜ       
                         

 夕暮れが僕のドアをノックする頃に        

 あなたを「ギュッ」と抱きたくなってる      
                         
 幻なんかじゃない 人生は夢じゃない       
 
僕達ははっきりと生きてるんだ          
                         
   
                         
 夕焼け空は赤い 炎のように赤い         
 この星の半分を真っ赤に染めた          
                         
 それよりももっと赤い血が            
 体中を流れてるんだぜ              
                         
 夕暮れが僕のドアをノックする頃に        
 あなたを「ギュッ」と抱きたくなってる      
                         
 幻なんかじゃない 人生は夢じゃない       
 僕達ははっきりと生きてるんだ          
                         
 夕焼け空は赤い 炎のように赤い         
 この星の半分を真っ赤に染めた          
                         
 それよりももっと赤い血が            
 体中を流れてるんだぜ              
 体中を流れてるんだぜ              
 体中を流れてるんだぜ                                    
                  
この星の半分を真っ赤に染めた          
                         
 
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by nokogirisou | 2008-11-16 21:42 | 音楽

「音楽」を贈られること

 欲張りなので、いろいろな音楽を聴きたいと思う。
もちろん、季節に合わせて、あるいは、気分や読んでいる
本の影響で聴きたい曲は変わってくるが。
 自分だけだと出会わない曲、出会えない歌を、人から贈
ってもらったり、教えてもらったりして知ることがある。それ
は本当に幸運なことである。私にいつも刺激とチャンスと
よき時間を与えてくれるみなさんに感謝している。
 昨日もまた、自分の知らなかった歌の世界を教えてもらい、
インスピレーションをもらい、CDをいただいた。
今聴いているのは沢知恵の弾き語りだ。偶然か、今朝の朝日
新聞の新潟板の「縁」というコーナーに沢知恵がとりあげられ
ていた。
 今聴いているのは、カバーを集めたライブのCDだが、歌詞
がじんじんと響いて中に入ってくる。この曲ってこんな歌だった
のかと。
 「じぶんの感受性くらい」を歌になっているのはびっくりだった。
沢は、茨木のり子の詩が好きだという。日本人の父と韓国人の
母との間に生まれたが、彼女の母方の祖父は金素雲という詩人
である。茨木のり子は金素雲の編んだ『朝鮮民謡選』を15歳くら
いのときに読んでいたという。そういうつながりがあったのか。
沢は茨木の「りゅうりぇんれんの物語」に曲をつけてCDを出して
いるという。ぜひ聴いてみたいものだと思う。

 贈ってくれた方は、さりげなく、押しつけでなく、深い意味はなか
ったのかもしれない。しかし、あまりに聴きたかったものが集め
られているとどきどきする。受け取る側は、いつも本当にありが
たく、運命的なものを感じながら、音楽に向かっている。
 音楽を贈られることは、何よりも私には嬉しく、感動的なことで
ある。
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by nokogirisou | 2008-11-16 15:53 | 音楽

ドミトリ・キタエンコ

  先日のドミトリ・キタエンコのチャイコフスキーがすばらしくて、
しばらく耳から、交響曲5番とヴァイオリン協奏曲が離れなかった。
鍵冨くんの演奏に対しては、様々な評価があるだろうが、私はとて
もいい印象を持った。自分の持っていた、ギドン・グレーメルの演奏
や、同じキタエンコの指揮の諏訪内晶子の演奏とも違う繊細な澄
んだ音色とうねりが耳に残っている。
 キタエンコの指揮をもう一度見たい、聞きたいと思っていたら、3月
にまた新潟に来るという。今度は、ウィーン放送交響楽団とともに。
曲目がまたすごい。ベートーヴェンの5番とブラームスの1番だ。
こんなポピュラーなシンフォニーの組み合わせがキタエンコの指揮
で聞けるとは…。しかしS席は15000円。なんとしてもオルガン側の
P席のチケットがほしかった。あの場所はオーケストラがよく見えるし
指揮者の表情も見える。しかも4000円という安さ。
 1週間前、電話予約ができないと言われて、私は、会場のりゅーとぴあ
のチケットセンターに出向いたが、なんとP席はすべて売り切れ。他のプ
レイガイドを教えてもらって一つ一つあたっていった。デパートのプレイガ
イドにたった一枚だけ残っていることがわかった。私は閉店近いデパート
に思わず走って買うことができた。
 うれしかった。目当ての席のチケットが手に入ったときのうれしさといった
らない。これを楽しみに3月まですごせそうだ。
 さて、今日の新潟日報の音楽時評に今頃、先日のキタエンコ指揮の東響
定期公演のことがとりあげられていた。鍵冨くんに好意的な批評でほっとする。
キタエンコの5番が遅く始まったことを指摘して「静から動へ絶妙なタッチ」と
書いてあり、納得。私もあのゆっくりテンポの5番が4楽章で激しく展開したこと
が印象に残っていたからだ。
 3月までにいろいろなベートーヴェン5番、ブラームス1番を聞いてみたい
と思っている
 
 
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by nokogirisou | 2008-10-30 23:48 | 音楽

感じたこと・考えたことを忘れないために。